校長の夏休み

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たま鑑
このところ、猛暑の毎日が続いています。
待ち焦がれた夏休みですが、毎日せっせと仕事におわれています。
でも、夏休みならではの出来事もたくさんあるので、
学期中とは違って、リフレッシュされることは多いのです。

終業式翌日の7/18、世田谷にある大東学園高校さんにお邪魔し、
「三者協議会」を見学させていただきました。
この学校は、様々な取り組みによって、生徒の社会性を育てていこうとしていることで知られています。
三者協議会というのは、学校生活・学校運営の様々な事項を、
生徒・教員・保護者の三者で話し合って決めていくシステムのことです。
各学年の生徒会委員、全教員、PTAや同窓会の代表が出席するので、
かなり大がかりな会議です。
司会も三者からそれぞれだされ、交代で進行をつとめます。

今回議題になっていたのは、「同じ科目で先生によってテスト範囲が違うのは困るので、同じにしてほしい」「制服として、黒のポロシャツも認めてほしい」など5件。
前者に対しては、生徒会側からかなり厳しい突っ込みもあり、先生もタジタジの場面もありましが、一方で保護者代表から「生徒の授業の受け方に問題はないか」という問題提起があり、生徒側もその点を反省するという一幕もありました。
後者に対しては「汗をかくと下着が透けるので、現行の白ポロシャツでは困る」という生徒の主張に対し、「そのために透けにくい青いワイシャツが制服にあるのだから、そちらを着ればいい。これ以上制服の許容範囲を広げるのは認められない」と教員側が応酬し、次回への持ち越し課題となりました。

このようなやりとりが、必ず氏名・立場を名のってから発言するとか、司会者の指名や指示に従って議事を進行するといったルールにのっとって整然とおこなわれます。
三者とも相手の立場を理解して、興奮して激することもなく、一定の方向性が導かれていくことに驚きました。
協議会の結果変革されることもありますが、たとえ提案が実現しなくても、
生徒さんたちは先生や保護者と対等な立場で発言でき、
達成感や満足感を十分味わえるでしょう。
「学校に文句を言う」ということではなく、「自分たちで学校を良くしていく」という意識付けと実感がしっかりできると思います。
三輪田学園でも、ぜひいつか導入したい、民主的な学校のありかただと感心しました。


7/26~8は東京私学研究所主催の夏期研究協議会(理事長・校長部会)に参加しました。
木更津で合宿でした。
     〈合宿場所のかずさアーク・アカデミアパーク とにかく広い!〉

こちらのテーマは、私学の「共に生きる」。
様々な障害を持った生徒や色々な特徴を持った生徒を、
どう関わりをもって育てていったらいいか。
私学ならではの関わり方や方法論があるのではないか、
ということで、東大大学院の森俊夫先生のお話を伺ったり、
他校の事例報告を聞かせていただいたりしました。
こちらも本当に密度の濃い3日間で、
日常の学校業務と全く違った充実感がありました。

そんなこんなで夏休みもあっという間に10日近く過ぎてしまい、
もうすぐ8月です。
明日は、中1の地理フィールドワークで、千葉県鴨川市の大山千枚田に行ってきます。
棚田は日本の原風景かもしれません。
自然の中で、ゆったりと和んできます。