保護者対象講演会

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たま鑑
昨日、保護者対象の講演会が開かれました。
三輪田学園では、11月の保護者会に合わせ、毎年講演会を開いています。
今回は、NHKアナウンス室エグゼクティブアナウンサーの山田敦子さんを
お招きして、「言葉の力、子どもとの対話」という題でお話しいただきました。


                     山田敦子さん

山田さんはニュースをはじめ、国会中継、選挙開票速報など多くの報道番組に携わってこられ、まさに報道の最前線でお仕事をなさってきた方です。
今年の6月までは、アナウンス室の室長もお務めでした。
ラジオ番組のアンカーや、NHKスペシャルのナレーションもなさっておいででしたので、ご存じの方も多いと思います。

今回お忙しい中講演をお引き受けくださったのは、3人のお子様のうち、真ん中のお嬢様が三輪田学園の卒業生というご縁があってのこと。
三輪田学園の元保護者ということで、参加なさった皆さんも親しみを持ってお話が伺えたようでした。

まずは報道に携わっていらしたご経験から、「政治家の言葉の力」。
その時々の政治家の言葉のパワーが、政治を、時代を動かしていくところをかぶりつきで見られたとのこと。

ラジオ番組を担当なさったときは、「ラジオは言葉だけを媒介にして、ひとり一人の聞き手と細い糸で繋がっていると感じた。そこで言葉に思いをのせること、人の心を動かすインタビューとは何かを考えた。」

アナウンサーの仕事は大変忙しく、子育て中に家でお子さんと一緒にいられるのは一日4時間ほど。
その中で、何をおいてもひとり一人の子どもの話をよく聞くことを心がけ、
また、本の読み聞かせも下のお子さんが中学になる頃まで続けたとのこと。

子どもとの対話に限らず、コミュニケーションの基本は相手の話をしっかり聞くことです。
「特に子どもとの対話の時には、話の批判や指示をせず、じっくり聞くことが大切。」と山田さんは仰います。

この際、相手の名前を呼んで、しっかり目線を合わせること。
また上の空で生半可な相槌を打たないこと。
否定的な言葉を使って、相手に言葉のマイナスオーラを浴びせないこと。
子どもの進路決定は、親は懐深くどんと構えて、見守ってやること。
子どもはまさに「小さい人」。自ずから伸びる方向性を持っている。
その方向性が決まる時期が必ず来る。
…等々、たくさん参考になるお話を伺いました。

最近は大人でもコミュニケーション力が上手に身についていない人が増えていると言われます。
「相手の言葉をしっかり受け止め、自分の言葉に心をのせること」
言霊(ことだま)の存在を信じ、生きた言葉を使えるように心がけたいと思いました。

今回参加してくださった400名以上の保護者の皆さんも、
「とてもよくわかった、参考になった。」と喜んでいらっしゃいました。
きっと昨晩は、いつもより会話の弾んだご家庭が多かったのではないでしょうか。


           山田さんは笑顔が爽やかな、魅力的な方でした。