ダブル-ブッキング

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たま鑑
先週の土曜(2/19)は、放課後の催しが痛恨のダブル-ブッキング。
一つは保護者の皆様対象の教育サロン講演会。
もう一つは進路指導室企画の生徒対象「医療系シンポジウム」でした。

私は教育サロンの司会をさせていただいて、講演会をたっぷり聞かせていただきました。
講師は作家で教育コンサルタントでもいらっしゃる、中井俊已先生です。
テーマは「子どもの学力・人間力を伸ばすヒント」。
中井先生は、昨年夏の男女別学シンポジウムでも基調講演をなさった方。
まず最初に、なぜ別学が子どもを伸ばすのか、というお話をなさいました。

女子は脳梁が太く短い。このため聴力が良く、言語能力が育ちやすい。
聴力が良いので大きな音は好まず、授業も大声で怒鳴る先生より
ささやくように話す先生が好き。
叱るときも頭から怒鳴りつけるのでなく、
諄々と諭すようにすると効果的。
また感情を司る大脳皮質は言語中枢の近くにあるため、
言語能力の発達した女子は感情が豊かである。
女子は競い合って勝つことにそれほど執着せず、
むしろ仲間の中で孤立することを嫌う。
女子はスモールステップで評価し、小さな一歩の前進をほめることが大切。

…といったことを、説明してくださいました。
女子にこのような特性があるのですから、その特性を活かした教育が効果的であることはいうまでもありません。

子どもの学力・人間力を伸ばすヒントもいろいろいただきました。
とにかく、「学校・家族・自分を好きになること。」
そして、子どもの自尊心を育てることが大切。
日本の子どもは自尊心が低い、といわれています。
学年が上がるにつれ、自己肯定感が低くなり、自尊心も減っていく。
自尊心を持つことが、他者への思いやりにも繋がり、人間力を高めます。
その子どもの自尊心を伸ばすためには、
1.「ほめる」 ・ほめて自信を持たせる ・普通のことでもほめる
 ・言動を直接かつ具体的にほめる 
・結果の評価ではなく、プロセスに注目 してほめる 
・ほめものさし(ほめる尺度)」を勉強以外にも持つ
2.口癖を変える  前向きかつ肯定的な言葉を使う
 「ありがとう」「おかげさま」
3.笑顔を見せる “太陽ママ”が子どもを伸ばす
4.夢を肯定する
5.読書する
6.話しをきいてあげる
7.子どもを大切な存在として伝える
…などのヒントをいただきました。

結局、暖かな家庭でこそ、子どもは伸びる。
小さな事で責めないで許し合うことが、自己肯定感を育て、
自尊心を育てる。
そのために必要な3つの愛とは、「許し愛」「認め愛」「与え愛」。
この3つの愛が子どもを健やかに育て、学力も人間力も伸ばす、というお話でした。

講演後、中井先生に保護者の方々から様々な質問が。
中井先生は一つ一つ丁寧に答えてくださいました。
お帰りになるとき、「保護者の皆さんが三輪田学園を信頼なさっているのがよくわかりました。」と仰っていただき、とてもうれしく思いました。


さて、もう一つの催し「医療系シンポジウム」は、医療系の仕事に就いている卒業生が5人いらして、お仕事について話してくださる企画。
パネラーの方々は年齢もまちまち、会ったことのない卒業生同士。
でも、シンポジウムが始まると旧知の仲のように和気藹々と話が盛り上がったとのこと。
やはり、思春期・青春期を同じ空間で過ごした、ということがとても大きいのではないでしょうか。
この様子は中学受験スタディのサイトで取材していただきました。
近日中にHPからもご覧いただけると思います。