中1グループワーク

投稿日:

たま鑑
先日、ある勉強会で「日本の高校生の6割は自分がダメな人間だと思っている」という話を聞きました。
これにはちょっと驚きです。
このブログを読んでいる三輪田生のアナタ、どう思いますか?
私には、三輪田生がそんな風に感じているとは思えません。
勉強、クラブ、行事、委員会活動など、学校にはそれぞれ活躍の場があり、
一人一人が自分の役割を果たしながら、自信を持って活動していると思います。
それなのに、自分をダメ人間だなんて、思う必要があるでしょうか?

お話が終わった後、講演者に「女子校の生徒対象に同じアンケートをとったら、6割が自分はダメな人間だと思っているという結果は出ないと思います。」と言っておきました。

自分の進路や将来を考えていくために、自分自身を好きでいること、自分と関わるものを好きになることはとても大切です。
自分自身を好きであること=自己肯定感を育てる重要な鍵の一つは、
人との関わり方です。
相手に自分を受け入れてもらえていると感じる安心感が、成長のための土台となります。
ということは、他の人との上手な関わり方がとても大切ということですね。
相手に自分の気持を上手に伝え、相手の意見も聞き、上手に調整していくことがコミュニケーションです。
昔のような大家族の時代は、家庭の中でもコミュニケーション能力の育成につながる会話はたくさんありました。
しかし、今は兄弟も少なく、会話以外に子供の興味を集めるツールがたくさんあり、家庭が活発なコミュニケーションの場ではなくなりつつあるのでは?と危惧しています。

そんなことを考えていたら、今日は中1で川原先生の授業があると聞いたので、さっそく覗いてみました。
川原先生は三輪田のカウンセラーです。
毎年、保健の時間に、担当の先生と組んで、興味深いコミュニケーション能力UPのための授業をしてくださっています。

今日の授業はグループワーク。
グループで話し合いをしながら、意見を集約していく練習です。

今日のお題は、「あなたが中学生の母親と仮定して、、PTAの役員として話し合い、中2の体験学習旅行の行き先を決める」というもの。
旅行社からは4つのコースの提案があったことになっています。
A.沖縄・ひめゆり平和ツアー
B.東海道五十三次ウルトラクイズ
C.第一次産業体験ツアー
D.ザ・サバイバルキャンプ
それぞれどんな体験ができるか書かれたプリントが配布され、
自分はどのコースがいいか、その理由はなぜかをシートに記入します。
その後、5~6人のグループに分かれ、それぞれの意見を発表しあい、
グループの意見をまとめていきます。
司会役の人は事前に割り振られているので、案外スムーズに話し合いが進行します。
「サバイバルキャンプは、台風がきたら困るでしょ。」
「東海道はおもしろみに欠ける。」
「沖縄行くなら平和ツアーだけじゃなくて海にも行きたい!」
色々な意見が出ていました。
しかし、「自分が中学生の母親と仮定して」という部分はなかなか難しいようでした。

ふだんおとなしい子もそれなりにきちんと主張して、
賑やかな子も相手の意見を遮ることなく聞いています。
気がつくと、教室中が和やかな歓談の場になっていました。

今日はグループの結論を出すところまで行けず、来週に持ち越し、ということになりましたが、生徒たちはチャイムが鳴っても、まだ話したい様子でした。
夏休みの追分合宿で、クラスが打ち解けた雰囲気になっているからうまくグループワークが進んだ、ということもあるかもしれません。

これからも、色々な場面でこういう機会をどんどん増やし、
自分の意見をきちんと相手に伝えるチカラが育ち、
相手に聞いてもらえる、何でも話せるという安心感ができて、
自己肯定感がより高まる、という循環を作って行きたいと思います。
少なくとも「自分はダメな人間だと思う」なんてことがないように、自信を持って人と交われるようになってほしいですね。