雪の成人式

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たま鑑
昨日は久々の大雪でした。
飛行機や電車がストップしたり、車が大渋滞するなど、
やはり東京は自然災害に弱い都市だなと感じます。
こんな日は、家でこたつでのんびり…といきたいところですが。

その大雪の中、各地で成人式のようすが報道されていましたが、
実は三輪田学園でも、卒業生主催の成人を祝う会がおこなわれました。
会場は学校近くのアルカディア市ヶ谷(私学会館)。
学園として卒業生の成人式を企画しているわけではないのですが、
必ず幹事になる人たちが現れて、自分たちの成人式をおこなうのです。
自ら幹事を引き受けて、会場の手配や案内状、受付などができるようになるというところも、大人になった印かもしれません。
あの雪の中、美しい晴れ着を着た新成人が80名以上集まりました。
学年の半分位の人が参加した計算です。

自分にも経験がありますが、中高の6年を私立で過ごすと、地元の友だちがあまり多くなくなり、地域の成人式に晴れ着を着ていく気にならない、ということがあるようです。
また、地元の成人式に出た後でも、思春期・青春期を一緒に過ごした仲間と、成人式の感激を分かち合いたいと思うのでしょう。

この学年(第62回生)は、とても元気のよい、活発な人たちでした。
しかし、こと行事に関してはアンラッキーの連続で、
2回の修学旅行は雨がち、高1のオリエンテーリングは雨で中止。
高2の時の三輪田祭は、インフルエンザ大流行で非公開。
そして卒業式直前に、あの東日本大震災が起きたのでした…。
しかしそれでも強く逞しく美しく、こんなに成長した姿を見られるとは、
教師冥利に尽きるというものです。
また、保護者の皆様もご丹精の甲斐があったとお思いでしょう。
                             クラスごとに記念写真

学園からは、私と元教頭の望月先生、担任の先生方が出席しました。
私からの祝辞では、佐藤忠男さんの『大人になるということ』という本から引用して、「大人になるということは、礼を知ること」という話をしました。
担任の先生方からもそれぞれ祝辞をいただきましたが、
その中で、万葉集にある大伴家持の歌が紹介されました。

新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事

新年に降り積もる雪のように、良いことが彼女たちの上にたくさん積もっていきますように。
卒業してしまっても、三輪田の子です。
幸せな人生を送りますように。
外は極寒でしたが、気持はホカホカの雪の成人式でした。

さて、あのあと、皆無事にお家に帰れたのでしょうか?
もう大人なのですから、そんなこと心配しなくてもよいですね…。


        自分達で用意した記念のケーキ 苺ショートでした