「ヤバイ桜」

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たま鑑
今、学校の周りは桜色に染まっています。
しかしもう満開は過ぎて散り始め、今日は花吹雪の中を登校しました。
学校に着いてみると、肩先に桜の花びらが…。
こういう風情も桜の季節の小さな歓びです。

外国の方に、「どうして日本人はそんなに桜が好きなのか?」と聞かれるのですが、英語のスキルが低い私はうまく説明できません。
桜は、満開の時の美しさだけでなく、
盛りを過ぎて散っていく様まで美しい。
風もないのに、小さなピンクの花びらが風に舞うすがたや、
散り敷いた花びらが川面に浮かび、花筏となっているのもこよなく美しい。
最後の最後まで美しく。
日本人の美意識が桜を好む理由です、と説明をしたいのですが。

桜の思い出というと、学生時代に見た京都の桜でしょうか。
円山公園の夜桜や、仁和寺、醍醐寺の桜、哲学の道を桜吹雪の中散策したことなど、今、時間が自由に使えなくなってみると、学生時代がどんなに自分にとって豊かな時間であったかを思い知らされます。
私は大学で仏教美術を研究するサークルに入っていたので、
春休みは毎年必ず奈良か京都に行っていたのです。
幸いにも、私の大学での学びは(サークル活動も含めて)現在の仕事に直結していますが、多くの大学生はそうではないでしょう。
大学は、将来の仕事に直結する知識を得る場というより、これからの生き方を考える場、といったが方いいと思います。
今年、164名の生徒が卒業し、そのほとんどが大学に進学しましたが、
そこでどういう出会いをし、経験を積み、何を学ぶかが、これからの生き方を決めていくのです。

さて、昨日、夕暮れの中桜の土手を歩いていると、
お花見の集団から「桜、ヤバくね? ヤバイよね!」の声が。
あー、はいはい。
「ヤバイ」=素晴らしいの使い方があると言うことは知っていましたが、
実際耳にするとほんとうに「ヤバイ」。
桜の下でその美しさに感激するのなら、もう少し語彙を増やしてほしいのですが。なんて思ってしまうのはオバサンの悲しい性(さが)?

いずれにしても皆様、市ヶ谷~飯田橋界隈の桜は、明日が見納めというところ。
「お花見、まだ」という方はお早めにどうぞ。
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