平成25年度の三輪田学園、始動!

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たま鑑
今日は9時から高校入学式がありました。
新高校1年生は、つい2週間前に卒業式を挙げたばかり。
しかし、真新しい高校の制服に身を包んだ彼女たちは、
2週間前よりずっと大人びて見えました。

校歌斉唱の後、ひとり一人の名前が呼ばれ、
「只今名前を呼ばれた167名の入学を認めます。」と厳かに?私が宣言します。
そして各クラスの出席番号1番の人が生徒代表として宣誓をします。

私からのお祝いの式辞では、高校時代は思春期を卒業して、大人としての自己を完成させていく時期なので、他者と協調しつつも、周囲に流されない、確固たる自己を形成してほしいと話しました。
また、私は、どんな式辞にせよ、心のどこかに残るような言葉を織り込みたいと思っています。
今回の式辞の中で紹介したのは、将棋の羽生善治さんの著書『直感力』の中から選んだもの。

「直感の醸成は自分ひとりではなしえない。
 相手の力を活かし、自分の力に変えることが、
 自分の創造性、やる気の継続へと繋がる。」

将棋は先の展開を予想し、次の自分の行動を判断しなければなりません。
ですから棋士は、「直感力」と「読み」と「大局観」の3つを使いこなして対局に臨んでいる、と羽生さんは書いています。
さらに、「若手ほど簡単な一手を指すにも数百もの膨大な手を読んで指すが、ベテランは勘でパッと見当をつけて指す。パッパッと指す手には邪念がないから基本的に悪くない。それは全体を判断する目、大局観、本質を見抜く力です。ばらばらな知識のピースを連結させる知恵といってもいい。その思考の基盤になるのが、勘、つまり直感力や感性です。直感の7割は正しい。」とも書かれています。
羽生さんによれば、直感力は論理的思考が瞬時におこなわれるようなもの。
先天的な能力ではありませんし、データによる予測でもありません。
自ら動いた結果得た、たくさんの失敗と少しの成功の積み重ねの上に作られていく能力です。
真剣に相手と向き合う中で直感力の精度が研ぎ澄まされていくのです。
どんな能力にせよ、人は、人の中で磨かれていくのです。

…というようなことを話ながら、自分でも直感力の精度を上げる必要があるなあ、と感じていました。

入学式は、この後担任紹介と続き、50分程度で終了しました。

さてこの後、新高校1年生も含め、平成25年度1学期の始業式がおこなわれました。
講堂には明後日入学式を迎える新中学1年生を除く、844名の生徒が揃いました。

新しいクラス、新しい先生、新しい友だち。
さあ、いよいよ三輪田学園の新年度が始動します。
生徒ひとり一人にとって、実りある充実した一年になりますように。


                  始業式の生徒たち