台風一過

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たま鑑
今日は雲ひとつない、抜けるような青空。
まさに、台風一過です。
学園はお陰様で何の被害もありませんでしたが、
それでも、試合が延期や中止になったり、予定が大きく変更になった生徒たちも多くいました。

今回の台風で、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

昨日、テレビで京都市内の惨状を見て驚きました。
嵐山は何度となく訪れた場所。
高2や高3の生徒の皆さんも、修学旅行の時訪れた人は多いでしょう。
桂川は、いつもはそれほど流量の多い川ではありません。
昨年修学旅行の引率で訪れた折り、河原でみんなで写真を撮りました。
どころが昨日はその河原など跡形もなく、
渡月橋の下を泥流がごうごうと流れ、やがて商店街に…。
付近の商店街のシャッターが紙のようにペラペラと水に揺れているのを見て、愕然としました。

洪水による被害だけでなく、各地で突風による被害や土砂崩れも起きたとのこと。自然の驚異を感じずにはいられません。

生態学を意味する「エコロジー」と、経済を意味する「エコノミー」は、同じ「エコ」のつく言葉です。
これらはギリシア語の「住まい」を表す「オイコス」を語源とする言葉だそうですが、一方は自然の営みを、一方は人間作り出した営みを表します。
古代ギリシアの人々は「人の営みも自然の一部」と考えたのでしょう。
このところ続く大規模な自然災害が、人間がエコロジーよりエコノミーを優先させた結果とは決して思いませんが、、
今後、緑豊かな桂川の左右にコンクリートの高い堤防が築かれるかもしれないと思うと、それはそれで複雑な気分です。

4月初めに南三陸に行ったとき、地元の方とお話をしたことを思いましました。
「高い防波堤を作れば安心かというと、そうではないと思う。
むしろ、防波堤によって海面が見えなくなってしまうから、海の変化に気付くのが遅くなるのではないか。」

自然災害から命を守る工夫は、今後も積極的になされていくべきです。
けれども、自然を壊す方法で人の命を守ることができるのでしょうか。

今日の抜けるように高く青い空を見上げて、複雑な気持になりました。