センス・オブ・ワンダーの世界(理系女子応援プロジェクト)

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shin-no-michi
先週の4月19日(土)に開催した「理系女子応援プロジェクト」、なかなか刺激的な時間でした。集まってくれた4人の卒業生が語ってくれた世界は、普段の私達が意識することのない「サイエンス・ワールド」そのもの。ハイレベルな「理系の世界」をかいま見せてくれました。


妊婦の健康状態を把握する際の検査項目について発表してくれた医学部のKさん。病気の自分を見てくれる「お医者さん」も、大学では「研究者」として学んできていることを感じさせました。


藻類の持つ限りない可能性について熱く語ってくれた生物学科のOさん。およそ経済とは関わりのなさそうな藻が、地球全体のエネルギー問題・環境問題に関わるかもしれないと考えるとワクワクさせられます。

学校の化学実験でしか知らない触媒の働きと作成の苦労について話してくれたのが大学院で研究を続ける科学系のNさん。クールな語り口ながら、教科書の記載のように100%が保証されていないこと、だからこそ挑戦のしがいがあることなど自分の研究に対する強い想いを感じさせてくれました。

今は企業人として研修に励んでいる理工学部卒のIさん。前日まで被災地での活動をしていたことが信じられないくらいスマイル満開で、卒業研究での苦労と達成感、それを支えてくれたのが三輪田での経験だったことを伝えてくれました。


「四者四様」の進路(医療・生物・化学・物理)であり、理系女子という言葉でくくるのはもしかしたら乱暴なのかもしれません。しかし、確かに共通していることがあります。それは、「自分の興味・夢を追求していった結果、自然に理系になった」ことです。
世界(特に自然界)に存在する多種多様な「不思議」に対する感動と興奮。レイチェル・カーソンの言う「センスオブワンダー」を有していたからこそ、彼女達はそれぞれの道を見つけ、切り開き、その結果として厳しくも充実した今があるのだと思います。

損得勘定(例えば就職に有利か資格が取れるかという基準)、あるいは大学のブランドイメージで進路を決めること。そのことを一概に否定しようとは思いません。しかし、進路決定の原点にあるものは、常に未知の世界に対する「センスオブワンダー」なのではないでしょうか。
未知の世界、未来の自分に対するドキドキ感ワクワク感が進路決定を後押しする(それはおそらく文系理系に関わりなく言えることです)。その「きっかけ」を三輪田学園でもらったと語る4人の姿に、進路指導担当者として勇気とやる気をもらった土曜の午後でした。