私たちのミッション

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たま鑑
今日で中間試験も終わり。
校内から緊張感がすっ~と引いていくのが感じられます。
午後にはまた、元気の良い生徒の声が校内に溢れることでしょう。
生徒のミッション(使命)は、学んで知識を深めることと、様々な経験を通じて学校生活を楽しむこと。
三輪田生はこのミッションをしっかり果たしていると思います。

このところ、朝ドラ『花子とアン』が話題になっています。
主人公の村岡花子さんは東洋英和女学院のご出身。
東洋英和さんはミッションスクールなので、キリスト者としての信仰についてもよく出てきます。

ミッションスクールというと、キリスト教主義教育の学校のことを指します。
これは、明治初期に欧米の教会各派の伝道局(ミッションボード)が設置した学校が始まりだからということ。
しかし考えて見れば、私立学校は宗教に関係なく、どの学校もそれぞれのミッションを持っています。
創立者が掲げた建学の精神や教育理念は、その学校のミッションそのものということができます。
三輪田のミッションは、「徳才兼備」で誠実な女性を育てること。
私たちの日常は、このミッションを果たすためにあるといっても過言ではありません。

こんなことをいきなり書く気になったのは、一昨日打ち合わせで訪問した東京インターナショナル・スクールでお話を伺ったから。
各国の大使館などが集まる南麻布で、大使館にお勤めの方々の子どもさんたちが、安全に、楽しくしっかり勉強できるようにと、日本人の女性の方が学校を運営しています。
この学校では、国際バカロレアのカリキュラムで教育をおこなっているため、その見学をお願いしに伺ったのですが、
『世界中どの国においても自分の責務を果たすことが出来、自信にあふれ、柔軟かつバランスのとれた独立自尊の精神をもつ人間を育む』
というこの学校のミッションが、生徒・教員・保護者に常に共有されているとわかり、とても感動しました。
どの教室にも、「あなたはこの学びでミッションを果たせたか?」という問いかけが掲げられており、生徒たちが確認しながら学んでいる姿が新鮮でした。

ところで、今日は高校1年生は『10年後の私』という講演会がありました。
自分より10才年上の卒業生に、仕事について、三輪田時代のこと等を話してもらい、自分の進路決定に繋げていくという企画です。
今年来校してくれたのは、58回生の5人です。
企業の経営企画をしている人、マーケティング会社で働いている人、
看護師さんとして勤務する人など様々ですが、
共通するのは、今の学びが自分の将来に繋がっていると考えてほしいという生徒へのメッセージでした。
中高の6年間で身につけた知識が土台となり、さらに色々なことを考えられるようになるのだと。
今の努力が5年後、10年後の自分を創るという気持で、視野を広げてほしいと話してくれた人もありました。

 
彼女たちの話を聞きながら思ったのは、私たちのミッションを土台として、
彼女たちは自分自身の新しいミッションを構築していっていること。
「国際社会に羽ばたく」とか「自立した女性として生きる」というお題目ではなく、
自分自身のミッションを持って、今を生きていると感じました。
素敵な先輩たちの話を聞いて、高1の生徒たちも勇気が湧いてきたことでしょう。

それぞれの生徒が未来を生きるための土台を作る。
それが中高の教育のミッションです。
三輪田でいえば、それが「徳才兼備」であり、「誠のほかに道なし」をしっかり身につけてもらうこと。
生徒たちは毎年入れ替わっていきますが、私たちのミッションは完了することはありません。