祝!カイラシュさんノーベル平和賞受賞!

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たま鑑
昨日、ノーベル平和賞受賞者が発表され、
マララさんとカイラシュさんの受賞が発表されました。
日本国憲法第9条を護持する日本国民が受賞できなかったことは少し残念ですが、このお二人の活躍には日頃から注目していたので、
拍手喝采です。

マララさんについては、生徒たちは英語の授業や社会科の授業の中でも勉強しており、「すべての女性に教育を」という彼女の叫びは自分たちも含めた女性の問題として捉えています。
彼女の受賞は生徒たちにとっても大きな歓びになるでしょう。
しかし現在イギリスで暮らすマララさんについて、素晴らしい活動と称賛つつも、
この問題が宗教的背景を抱えているだけに、活動の進展はなかなか難しい部分があるのではないか、と少し心配です。

一方、カイラシュさんは児童労働から子どもたちを解放するためにインドを中心に活躍する人権運動家です。
実は、三輪田では平成18年に講演会を開いていて、
カイラシュさんに途上国の児童労働問題についてお話ししていただいたことがあるのです。
ですので、ニュースを見たとたん、「あ、カイラシュさんだ!」とびっくり。

三輪田では、平成18年から日本アムネスティ協会やNPO法人ACEを通じて、児童労働を考えるための講演会を企画してきました。
中3の社会科読書の課題にも、児童労働の現実を訴える本が数冊あり、
読書を通じて、生徒たちは自分たちの恵まれすぎた環境と、途上国の多くの子どもたちとの生活・学習環境の格差に気付いています。
さらに、カイラシュさんのお話を伺ったり、実際に彼らの活動によって児童労働から救出されたガーナの少年のお話等を聞くことによって、
次の一歩を踏み出そうとします。
また、中学卒業論文のテーマとして児童労働の現状をとりあげ、掘り下げていく生徒もいます。

児童労働の問題は途上国の貧困自体の問題でもありますが、
経済・労働・人権問題としてグローバルに取り組むべき問題です。
働かなくては生きていけない子どもたちに、単純に仕事をやめさせればすむ問題ではなく、
どうすれば子どもたちが働かずに学校で勉強できるようになるか、
そのためには私たちにそのような支援ができるのかを考える必要があります。

今年度の三輪田祭では、福祉委員会が主催するバザーでNPO法人ACEが扱っているフェアトレードのてんとう虫チョコを販売しました。
これは、福祉委員さんたちがガーナでの児童労働の現実を知り、
何か自分たちができることはないかと考えた結果の行動です。
1学期にもACEの方においでいただいて、講演会を開きました。
その上で、今回のてんとう虫チョコの販売になったのです。
通常のチョコレートより高い価格ですが、この利益はガーナの子どもたちが学校へ通えるようになるために使われます。
多くの生徒やお客様が、チョコレートの持つ意味を理解して購入してくださいました。
これも、三輪田生のグローバリゼーションに向けた小さな一歩だったと思っています。