進路の秋

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たま鑑
最近急に寒くなってきました。
昨日はオーバーコートを着て登校する生徒もあり、
もうそんな季節なんだと、時の流れの速さに驚くばかりです。

寒くなってちょっと嬉しいことは、
朝のコーヒーが美味しくなることと、わが家の猫が膝に来てくれること。
夏の間はだっこされるのもいやがっていたのに、
朝の気温が下がってきたら、起き抜けに膝に乗ってきます。
温かい猫の体温を感じながら、ちょっと幸せな気分になり、
さあ、今日も忙しい一日の始まりです。

学校は中学生は今日まで中間考査。
高1、高2は明日までテストが残りますが、
その後、次年度の科目選択に向けた準備に入ります。
いわゆる「進路の秋」のスタートです。

三輪田学園では、高校で文系・理系とか、△大受験コースとか分かれることはなく、
共通履修科目を置きつつも、高2からの授業の選択のしかたで理系の進路に進むか、文系の進路に進むか、自然に分かれるようになっています。
高2の選択は大学入試に直結するもの。
(科目の履修が大学側の受験の条件になっている場合があります。)
ですからとても慎重に考えなければならないのですが、
三輪田のカリキュラムでも、高2での履修が高3での選択の条件になっている科目があります。
このため、高1のこの時期に、自分の将来像をぼんやりとてもいいから描けるということが必要です。
そのために、高1になると「十年後の私」講演会に始まり、キャンパス訪問や模擬講義、ボランティアなど進路決定のヒントになるようなメニューが目白押しなのです。

しかし、誰もがこの段階で自分の未来を決められるとはかぎりません。
迷って当たり前、決まらなくて当然。
迷ったときには、客観的な意見を参考にするとよいと思います。
11月の面接週間で担任の先生に相談したり、
先輩や教科担当の先生の話を聞くなど、積極的に動いてほしいと思います。

でも、最終的に決めるのは自分。
女性の人生には選択の場面が多く、その時々に自分で納得のいく決定をしていかなければなりません。
「想定外」の事態ももちろん起きますが、
その始末も結局自分で引き受けていくしかないのです。

昨日、妊娠した女性の降格人事について、最高裁で差し戻し判決が出て、
これは本当によかったと嬉しく思いました。
私が若い頃に比べ、日本の社会もずいぶん変わってきたとはいえ、
日本は欧米よりまだまだジェンダーバイアスが強い社会です。
女性としてどう生きるかを考える。
高校での科目選択は、これからの人生設計の入り口です。
ちょっと大げさかもしれませんが、三輪田で育てる5つの力のうち、
総まとめになるのが人生設計力だと思っています。
近視眼的に大学受験での有利不利だけを考えるのではなく、
もっと遠くを見据えて、俯瞰的な見方で科目選択を考えてくれるといいなと思っています。