センター試験2015

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shin-no-michi
 2015年度のセンター試験が終了。高3の皆さんはもちろん、同日模試を受けた高1高2の皆さんもお疲れ様でした。
 各社が実施したセンターリサーチの分析も出そろい、今年のセンター試験の概要が明らかになってきました。簡単に紹介しておきますから、参考にして下さい。

1.現役生中心の入試(既卒生の受験者減少)

 ここ10年あまりずっと続いていることではありますが、昨年度は旧課程最後の年だったため、強い現役志向がありました。結果として既卒生の数が少なくなっており、例年以上に受験生全体の現役占有率が高くなっています。つまり、基本的に同じ高3同士で競う入試になっているということです。これはセンター以外にもあてはまりますね。

2.国語の平均点上昇による文系(特に私立型)の平均上昇

 20点前後の上昇が見込まれています。まあ、昨年度が低すぎたこともあり、本来の基準(6割程度)に戻っただけなのですが、結果的に文系ではボーダーラインが昨年度より上がっています。特に科目数の少ないセンター利用私大は要注意。社会科学系(法・政治など)の人気回復と安全志向による私大の受験数増から、首都圏の難関私大(MARCHクラス)は昨年度より5~8%ボーダーラインが上がっている学科も珍しくありません。高3の皆さんはリサーチの結果をよく見て、慎重に今後の受験戦略を考えて下さい。

3.数IIBの平均点低下による理系(特に私立型)の平均点ダウン

 新課程の数IIBですから単純比較はできませんが、センター史上最低ではないかと予想されています。42点に届かないというのは、私もちょっと記憶にありません。理科の平均にばらつきがあったことも影響し、国立型でも厳しい結果になった人が多かったようです。私立型については文系と逆の傾向になりますね。ただし、注意も必要です。国立型で言うと800点以上(およそ9割以上)の上位層は昨年度と比べても人数が減っておらず、むしろ微増と言ってもいい状況です(各社のセンターリサーチより)。本当にできる人は問題の難易度にかかわらず高得点を取ったということです。難関国立の受験は例年通り厳しいものだと覚悟しましょう。

4.理科(2)の平均点格差(21点差)に伴う得点調整

 旧課程の物理Iと新課程の生物との間に20点以上の差が出たため、15年ぶり2回目の得点調整が行われることになりました。98点以下の人は得点が上がりますので、必ず確認しておきましょう(受験者の少ない地学を除く)。当然、大学個別のボーダーラインも微妙に変化するでしょうから、こちらも各社の修正版で再確認が必要です。
※ 以下のリンクを参考にして下さい。

駿台・ベネッセのデータネット
http://dn.fine.ne.jp/dn/b/002/center/sokuhou/chosei/index.html

河合塾のセンター試験解答速報(トップページからもアクセスできます)
http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/center/15/

 最後に改めて高3の皆さんへ。センターの結果は結果。3段階予測のどれに当てはまったにせよ、そこを起点にして、受験はこれからが本番です。気持ちを切り替え、私大の受験そして国公立の2次試験に臨んで下さい。1回1回の試験は、合否を決める場であると共に、新たな学力形成の機会でもあります。できなかった問題は、自分の穴の再確認につながる次の試験への「糧」。日々の勉強と受験の連続の中で「現役は最後の1日まで伸びる」ことを実感して下さい。