我が身をつねって人の痛さを知る

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たま鑑
三輪田学園の生徒用下駄箱は玄関下、地下1階にあります。
このため、足の怪我などで階段を下りることが難しい生徒は、玄関脇の来客用下駄箱を一時的に利用してもらうことになっています。
最近、来客用下駄箱が怪我人用として使われることが多く、「最近の子は怪我が多いわね~」とおきまりの文句で半ばあきれていました。
運動クラブの活動や体育の授業でも、ちょっとしたことで大怪我になることはよくわかっているので、活動の仕方に問題があるのか、それとも怪我をする個人の不注意なのかといぶかしく思っていたのです。

ところが、先週の土曜日、身を以てその答えを得ることができました。帰宅途中に膝の靱帯を損傷してしまったのです。
この日は教育サロンの講演会があり、その分仕事が押してしまって、いつもより学校を出るのが遅くなってしまいました。
それで急いでいたのも確かなのですが、自宅近くの駅の改札口を出たときに自分の乗るバスが見えたので、一気に走り出したところで膝の後ろが「ビシッ!」、とたんに歩けなくなってしまいました。
何とかタクシーで帰宅したものの、わが家は狭小3階建て住宅でリビングは2階。寝室は3階です。「年を取ったら3階建ては大変よ」と言っていた亡き母の言葉が頭をよぎりました。
翌日休日診療で応急処置をしてもらい、昨日受診し直して状況がわかったわけです。
幸い軽症で、靱帯断裂や半月板損傷はなく、もはや杖無しで歩く練習をしていますが、それにしても情けない…
走っただけで怪我とは、ふだんいかに運動不足かということです。
また、今回の問題点は気持ちが空回りして身体が付いていかなかったところにあります。
スポーツで怪我をする生徒も、不注意とか活動の仕方がどうのこうのとかでなく、自分のイメージする動きを再現しようとした結果、無理な力がかかった、ということではないでしょうか。
まさに「我が膝を怪我して、生徒の痛さを知る」こととなりました。

しかし一方で、家族のありがたさを再確認できたり、皆さんにいたわりの言葉をかけて頂いたり、嬉しいこともたくさんありました。
痛み止めの薬をもらいに行った薬局で、高1生のお母様が薬剤師として勤務していらして、お声をかけてくださるなど、サプライズもありました。
こういう体験もネガティブに捉えずに、人を思いやり、感謝するための試練であったとポジティブに捉えようと思っています。