感激のコンサート

投稿日:

たま鑑
先週の土曜日、ブログでもご紹介した、関野友記子さんのコンサートがありました。

前日も来校されて熱心にリハーサルされて、翌日朝の調律のために的確な指示をしてくださいました。
「G4…少しくもっている」「B♭6…うるさい」などと的確な指示を書いていらっしゃいました。
本番直前、調律を終えたピアノはご要望通りの音になっていたとのこと、ホッとしました。
それにしても、ほんの少しの音の狂いを聞き分けることができるなんてすごい!

さて、コンサートは3:30より、講堂で開催されました。
素敵なロングドレスに着替えた関野さんの、素晴らしいコンサートが始まりました。

参加してくださったのは、生徒、保護者の皆様、旧教職員の先生方、OGの皆様あわせて100名ほど。
素晴らしい演奏に酔いしれました。

プログラムは、まず軽やかなハイドンのソナタからスタート。
ゆったりした第2楽章のメヌエットと第3楽章のアレグロ・モルトの対比が鮮やかで、ただの古典派ピアノ曲ではないぞ…と感じるものがありました。
2曲目はベートーベンのピアノソナタ「熱情」。
第1楽章では、有名なテーマが情熱的にパワフルに何度も繰り返し登場して、聴く人の心を離しません。
第2楽章でゆっくり一息するまもなく、そのまま続けて第3楽章のアレグロ・マ・ノン・トロッポに突入し、終結に向かって怒濤のように曲が流れていきます。
恥ずかしながら、私もこの有名なソナタを高校時代に趣味で習っていたピアノのレッスンで弾いたことがあります。
第3楽章は、ベートーベンに後ろから追い立てられているような圧迫感と性急さがあり、聴くのは好きだけれど弾くのは無理だ…とあきらめた曲でした。
しかし、関野さんの演奏はパワフルそのもの。前身から熱情がほとばしるような演奏でした。


ここでちょっと休憩を挟み、後半のプログラムは現代作曲家の作品。
まず、ロシアの作曲家スクリャービンの前奏曲とソナタが演奏されました。
前奏曲はスクリャービンの初期の作品で、ショパンの影響を受けた甘美なメロディーが印象的でした。
一方、ソナタ第10番は彼の最後の作品ということですが、神秘的で、独自の世界が展開された曲。調姓、ハーモニーを破棄し、複雑な音の世界を構成しています。
以前、スクリャービンの楽譜を見たことがありますが、調号や小節の区切りさえなく、演奏する人はどうするのだろう??と思っていたのでした。
関野さんの演奏はそんな音の世界を自分の中で再構築して再現に成功していると、感激しました。

最後はラベルの「ラ・ヴァルス」。
フランスを代表する現代作曲家の作品だけあって、オシャレで、華やかで豪奢な曲です。
舞台は19世紀のオーストリアの宮廷。シャンデリアが燦めく大広間の舞踏会の雑踏と、その中で優雅にダンスする男女の光景が浮かび上がってきます。
関野さんの演奏を聴きながら、昔見た『会議は踊る』という古い映画のワンシーンを思い出しました。

                  最後に中1の生徒から花束贈呈
   

2曲のアンコールのあと、コンサートはお開きになりましたが、
なかなか興奮がさめず、このところ物置状態になっているわが家のピアノを再び活用しよう!と決心しました。

コンサートの後、旧教職員の先生方と関野先生ご一家とご一緒に盛り上がったのは言うまでもありません。

学園では今後も様々な放課後企画を行っていきます。
生徒の皆さん、ぜひ積極的に参加してくださいね。