ペッパーくん、来る

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たま鑑
本日昼休み、三輪田学園にAIロボット・ペッパー君がやってきました。
ロボット・プログラミングを学校教育の中に推進しようという企業の方が、デモンストレーションとしてペッパー君を連れてきてくださったのです。

2階のホールに運ばれたペッパー君にスイッチを入れると、しばらくして少しずつ動き出します。
まるで、昼寝から目覚めた子どものよう。
お昼休み、もともと人通りの多い2階ロビーではありますが、
事前にたいした告知をしたわけでもないのに、いつの間にかあたりは黒山の人だかりに。

はじめは遠巻きに見ていた生徒たちもだんだん近寄ってきて、話しかけたり、年齢当てゲームをしたり、ペッパー君とのコミュニケーションを楽しんでいました。


ペッパー君はAKBのヘビーローテーションのダンスや、ラップも披露してくれましたが、それらはもちろんあらかじめプログラミングされたもの。
プログラムさえできれば、さらに複雑な動きをさせることも可能です。
しかし、ダンスやゲームを予めプログラミングするより、予測できない1対1の人間との対話をできるようにする方が大変でしょう。
今後のロボットの発展の方向性は、そこだろうなと思います。

最近、2045年にシンギュラリティ(技術的特異点)が起こり、人工知能AIが人間の知能を越えるとさかんにいわれています。
その際に、人間の仕事がロボットに奪われるという切り口で語られることが多いのですが、そうではなく、人間がすべき仕事と、ロボットが担当する仕事の棲み分けがすすむということではないかと考えています。
ロボットが人間の仕事を奪うのではなく、その仕事をどう行うかを人間が決めていくのです。
シンギュラリティが起きたとき、人の知能をAIが越えるかもしれませんが、「そのAIをさらに越えることができるのは、人とAIがタッグを組んだときではないですか」と、ペッパー君を連れてきてくださった企業の方がお話ししていらっしゃいました。

だいぶ昔、アイザック・アシモフの『われはロボット』や星新一の『ボッコちゃん』を読んで、SFにはまった時期がありました。
映画『スター・ウォーズ』のシリーズも大好きでした。
しかしその頃は、人型ロボットが実用化されるとは考えられず、SFの世界だけのことだと思っていました。
ですので、ペッパー君と生徒たちの係わりを見ていて、素直に驚きました。
アシモフの作品の中に登場するロボット三原則「人間への安全性・命令への服従・自己防衛」は、ペッパー君の中にも生きており、単なる道具や機械ではなく、人間と友だちになれるのだと感じました。


しかしロボットを動かすのはプログラム。
シンギュラリティが起こればAIがプログラミングもするのでしょうが、当面はどうロボットに働いてもらうかを決めるのは人間です。
私たちがどういう社会を作って行きたいかによって、ロボットに期待する動きも変わってくるのではないでしょうか。
これを機に、三輪田の生徒たちにもプログラミングだけでなく、人工知能やロボットとの係わりをより身近に考えてほしいと思いました。

そう遠くない未来、私の老後の介護をしてくれているのは、人型ロボットだったりして…。
まあ、それもありえますね。