教育サロン『親の自立・子の自立』

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たま鑑
三輪田教育サロンは、学年の垣根を取り払った、保護者の交流の場です。
なんと第1回は平成6年。以来22年間、保護者と学園を結ぶ行事のひとつとして企画運営されてきました。
年5回開催されますが、話題は家庭教育や子どもたちにどんな力を付けさせたいか、と言ったこと。
テーマは私がリサーチして、保護者の関心の高そうなことを選び、最初に1時間程度お話をしたり、皆さんとアクティビティをしたりします。
その後、グループ ディスカッションで内容を深めていきます。
「自主的に学ぶ姿勢をどう育てるか」がテーマになる事もありますし、アクティブ・ラーニングやアンガーマネジメントのワークショップをすることもあります。
このイベントを通じて、学園は保護者と常に近い存在であり外と考えています。

年間5回のうち、最後の2月に行われるものは例年外部の方をお招きした講演会です。
今まで教育評論家の方や、アートセラピスト、バースコーディネーターなど、様々な方にお出で頂きました。
今年度は2月25日に行われ、お招きしたのは海老原けえ子さんです。
テーマは『親の自立・子の自立』。


海老原さんは3人のお子さんをお持ちですが、真ん中のお嬢さん宏美さんは人工呼吸器を常時必要とする重度の先天性障害を持っています。
しかし宏美さんは障害を持つ人たちや呼吸器ユーザーを結びつけ、社会の中で自立して生きる生活支援のNPOを立ちあげ、運営しています。
宏美さんはこの度、平成28年度「東京都女性活躍推進大賞」を受賞されました。
けえ子さんの講演では、健常な二人の息子さんと障害を持つ宏美さんを分け隔てなく自立に向けて育てたことがよくわかりました。
宏美さんへの24時間のサポートは必要ながら、二人の息子さんにも常に「私の宝」と声をかけて送り出していたこと、
また、逆に障害があっても、宏美さんにも二人の息子さんと同じように自立を促していったことなど、とても参考になりました。
そして、子どもが自立した後、自分が自立していないなと感じ、
ひとり旅を続けて、自分自身を見つけることができたとお話くださいました。

けえ子さんは評論家とかアドバイザーとか特別の肩書きを持つ方ではありませんが、
子育ての先達として、素敵なお話を伺えたと思います。
サロンの講演会だからこそ伺える、子育ち支援のあり方だと思います。
教育サロンでは、今後も子育て・子育ち支援に直結する講演会を続けていきます。