卒業講演会

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MIWADA TOPICS

 11月17日(金)に日本紛争予防センター理事長の瀬谷ルミ子さんにお越しいただき、「紛争とテロに向き合う平和構築という仕事~世界を変えるために私たちにできること~」というタイトルでご講演いただきました。
 まず、冒頭で「皆さんの中で紛争に巻き込まれた人はいますか?」という質問に「まさか」という表情を見せる生徒たち。「紛争とは意見の対立から起こるもめごとであり、誰でも紛争に巻き込まれている。そのもめごとを仲裁できる人を育てたい」というところからお話がスタートしました。日本が平和を維持する71年間に世界では500以上の紛争が起きていること、その実際の紛争地に自ら赴き平和構築のために行っている具体的な活動について、紛争地で必要とされること、紛争地で支援を行う日本人の活動家や団体はとても少ないこと、紛争地での和平活動では女性の役割がとても大きいことなど、実際の体験から繰り広げられるお話は生徒たちの視野を広げ、世界を変えるために私たちにできることに対して多くの示唆を与えていただきました。講演の後半では、これから自らの生き方を模索し社会に出ていく高校生へのメッセージとして、ご自身がこの仕事を選んだきっかけと、道を切り開く要素についてお話しくださいました。
 講演後は、高3の生徒たちから次々と質問があり、その一つ一つに丁寧にそして鋭い視点でお答えいただき、大変心動かされる卒業講演会となりました。

 最後に高3のある生徒の感想をご紹介します。
「本当によかったです。英語の授業で紛争の状況や武装解除について考えたりはしたものの、ミクロな支援がどれだけ大事なのかということは今回直接お話を聞いたことで初めてわかりました。社会の状況を何とかしたい、平和にならないかなあという漠然とした気持ちを基に、どう行動すればいいのか、武力紛争は悲惨だとは思いつつも、それを解決するために自分が戦場に行くのか、などと考えたりしましたが、いろいろなアプローチで様々な問題の解決に貢献していく切り口はあるということを明確に示していただきました。」

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