棚田学会通信

投稿日:

たま鑑

3日間の中学入試が終わり、これから合格者保護者会があります。

いよいよ4月からの新入生をお迎えできると、今からワクワクしています。

そんなところへ、今日、『棚田学会通信』が届きました。

三輪田学園では、14年前から夏休みに地理のフィールドワークとして千葉県の大山千枚田に出かけています。

中1対象の日帰りバスツアーで、例年50名前後の希望者が参加しています。

大山千枚田は鴨川から少し山側に入ったところにあり、学校からバスで2時間程度。

東京から最も近い棚田です。

扇状に広がった斜面に幾重にも小さな稲田が広がり、四季折々に美しい風景を見せてくれます。

この棚田は都会に住む人たちがオーナーとなり、地元の人たちと一緒に農業体験や保全活動をしていることでも有名で、

高齢化や機械できない狭小稲田の耕作という日本の農業の課題を解決する、ひとつのモデルプランとしても注目されています。

三輪田がここにフィールドワークに行くようになったのは、私の大学時代の恩師・中島峰広先生のご紹介があったから。

中島先生の奥様は、本校の卒業生、つまり私の大先輩であり、しかも本校の教員でいらした方です。

そんな御縁で大学時代からお心にかけていただき、卒業後もクラス会などでお会いしています。

今回の『棚田学会通信』の記事は、中島先生からの指令?で私が書きました。

15年前のクラス会でお会いしたとき、生徒の知識知と実践知の乖離が大きくなっていると話したところ、

先生はフィールドワークの大切さを話してくださり、「東京から2時間くらいのところにも素晴らしい棚田がある」と教えてくださいました。

私は日本史が専門なので、発掘調査や寺社拝観にはよく行きましたが、地理のフィールドワークは初めて。

早速社会科の先生方を誘って現地に下見に行き、「生徒をここに連れて来よう!」と即決しました。

初年度は中島先生が事前学習においでくださり、資料をたくさん用意してくださいましたが、それらは今でも事前学習に使っています。

最初は気負って課題満載のワークシートなどを作ったりしましたが、すぐに生徒たちは棚田を吹き抜ける涼やかな風に触れるだけでご機嫌なのだと気付き、

ワークシートよりも充実した体験メニューに重点を置くことにしました。

現在は地元の方々にお願いして、藍葉の刈り取りや綿の木の添え木作業など、簡単な農作業を手伝わせていただき、

その後、藍葉を使ったハンカチの絞り染めや、稲藁を使った亀作りなどを行っています。

地元の方々との交流もあり、教室では決してできない体験となっていると思います。

三輪田に入学したら、中1の夏休みに棚田のフィールドワークにぜひ参加してくださいね。DSC_1605.JPG