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「ほぼ月刊 牧雄チャンネル」第4号 大人だってたまにはスキップしよう!

校長ブログ牧雄チャンネル

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三輪田学園の正門横では、現在、薄紫色のツツジが咲き誇っています。
高3生は運動会の応援ダンスの練習のために、毎朝7:30の開門を待って100人以上が列をなしています。今年こそは運動会を開催しますよ。待ってらっしゃい。

また、毎朝校門前で生徒たちを迎えていると、にこやかな笑顔で登校する生徒たちにも出会えます。今朝は3人連れの生徒がスキップで登校する姿も見られました。一人の生徒のスキップのリズムがおかしかったのですが、あえて指摘はしませんでした。練習しておいてください。
皆さま、大変長らくお待たせいたしました。在校生からも、卒業生からも、保護者の皆さまからも、教職員からも、受験生のお母さまからも、本校の採用試験を受験した方からも、本当にたくさんの方から、「ほぼ月刊 牧雄チャンネル」はいつ更新されるのか、との声をたくさんいただきました。また、私がいないところで友人たちが集まり、「ほぼ月刊 牧雄チャンネル」の企画会議を開き、○月はこの話題、○月はこの話題、と勝手にテーマを設定し、企画案を送ってくれるということもありました。
これまで、皆さまのご期待にお応えできなかったことに、この場をお借りして、お詫び申し上げます。
以前、都内の私立中高生がつくる学校新聞の委員を担当していたときに「学校新聞が、生徒と生徒の、生徒と学校の、そして生徒と社会の架け橋になっていることを感じつつ読ませていただきました」と述べたことがあります。これからは、「ほぼ月刊 牧雄チャンネル」がこちらをお読みくださる皆さまと三輪田学園との虹の架け橋となるよう心がけて参ります。
では、今更ですが、「ほぼ月刊 牧雄チャンネル」の名前の由来につきまして、言い訳めいたご説明をいたします。わたくしはどちらかというと、真面目すぎるところがあるようで、やや固めの人間です。また、人と群れるよりも、一人で山に登ったり、海に出かけたり、キャンプをしたりすることを好む性格です。校長ブログの名前は、キング牧師ではないのですが、「I have a dream」とか、私がスローガンに掲げている「Unity in Diversity」を考えていました。しかし、女性教員の圧倒的多数の意見にわたくしが抵抗できるはずはございません。ブログなんだからもっと軽やかにということで、「牧雄チャンネル」という名前にされてしまったのです。強硬派には「マキオChannel」や「マキちゃんねる」という案もあったのですが、それには何とか抗うことができた次第です。ということで、わたくしには不得手な軽やかさをもって、今年度こそは「ほぼ月刊 牧雄チャンネル」を発信していきたいと思います。

トウゴクミツバツツジ トウゴクミツバツツジ

今回は、現在、三輪田学園に咲いている小さな草花をご紹介いたします。
冒頭で、ツツジのお話をしましたが、ツツジといえば、近くですと新宿御苑に見られるように、きれいに剪定され、赤やピンクや白の花を一面に咲かせる観賞用のツツジを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。子どもの頃、下校途中にツツジの花を見つけると、花を摘んでは蜜を吸い、その香りを楽しんだ思い出があります。ツツジの所有者さん、蜜を吸いに来ていたミツバチさん、ゴメンなさい。
ツツジにはたくさんの種類がありますが、三輪田学園に植えられているツツジは、葉が3枚であること、おしべの数が10本ほどと多いことからトウゴクミツバツツジと思われます。関東地方では、ゴールデンウィークの頃に山登りをしていると、オレンジ色のヤマツツジや、薄紫色のトウゴクミツバツツジに出会うことがあります。登山途中に花に出会うと、心と身体にしばしの癒やしの時間をいただきます。さすがに、子どもの頃のように花を摘んで蜜を吸うということはもうしません。山に咲く花は登山者ばかりでなく、生き物みんなのものですから。

また、ツツジの周囲には、小さなハナニラや、紫色のツルニチニチソウ、毎年花びらの繊細さに感心させられるシャガも見られます。ハナニラやシャガはこれから外濠公園の桜の下に一斉に咲きそろいます。お花畑が見られるのは、ほんの2週間ほどなのですが、毎年この時期には麗しい気持ちになります。ヤマブキやシロヤマブキも咲き始めました。少し視線を落とすと、クリスマスローズも咲いています。今の時期に咲くのに、何故クリスマスローズという名前なのでしょうか。また、バラ科でもないのに、ということですが、原種はクリスマスの頃に咲き、一重咲きのバラに似ていることからそのように呼ばれるようになったそうです。

さあ、麗らかな季節の到来です。いつもと少しだけ視線を変えると、きっとたくさんの「小さい春」を見つけられるはずです。そうして、生徒だけではなく、大人だって、たまにはスキップをするような気分になってもいいのではないでしょうか。ただし、本当にするときには、小石や小さな段差にはくれぐれもお気をつけください。