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【中3】 広島旅行事前準備

MIWADA TOPICS

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5月6日(金)、中3は5・6時間目の道徳・HRの時間を使い、これまでも少しずつ続けてきた6月の広島修学旅行準備を行いました。

5時間目は映画『千羽鶴』(1958)を鑑賞しました。この作品は、昭和三十年、原爆投下から10年が経過してから原爆症を発症し、闘病の末に亡くなった、佐々木禎子という一人の少女の死を契機に、広島平和記念公園に建つ「原爆の子の像」建立に向けて、彼女の級友たちの呼びかけで全国に広がった「千羽鶴」の運動を主題とした映画です。原爆投下当時には無傷で助かった少女が、10年も経ってから突如原爆症を発症し、「生きたい」という彼女の願いが叶わずにこの世を去ってしまった無情さ、彼女の死にショックを受け何か出来ないかと立ち上がり、像の建立にまでこぎ着けた級友たちの様子に、生徒達も感動した様子でした。もうすぐ、英語の授業でも禎子さんの物語を扱うので、英語で読む前に映像を通して彼女のことを知ることができたのではないかと思います。現在、修学旅行時に奉納すべく、生徒達は千羽鶴の作成に取り組んでいます。禎子さんをはじめとする原爆で亡くなったすべての人に思いを馳せながら、一羽一羽、丁寧に折っていきましょう。そして、6月には現地でしっかりと自分の目で見てきてもらいたいと思います。

6時間目には、旅行の係ごと、そして、現地で被爆体験の証言者からお話を伺うグループごとに分かれて、役割分担を決めました。これまでより具体的な準備になってきたので、少しずつ旅行に行く実感が湧いてきた様子でした。さらに入念な準備を進めていきたいと思います。