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メキシコ大使館スタディツアー

MIWADA TOPICS

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7月13日(水)に中学のHonors Classと中1のAdvanced Classの生徒達とネイティブの先生4人でメキシコ大使館に行ってきました! メキシコ大使館は、三輪田学園の最寄り駅の市ヶ谷から有楽町線で二駅目の永田町に位置しています。大使館が立つ土地は、メキシコがアジア諸国以外で初めて日本と平等条約を結んだ感謝の証しとして、明治政府が提供したのが始まりとされているそうです。学校から30分程で到着。予定より早く着いたので、生徒達は、メキシコ系アメリカ人のDiana先生からスペイン語のミニレッスンを受けました。

出迎えてくださった大使館のJinaさんに、スペイン語で挨拶し、いざ大使館の中へ。

まず最初に、学術・科学担当参事官Emmanuel Trinidad氏から、メキシコで、とても大切な行事として知られる「死者の日」(Dia de muertos)についてお話ししていただきました。「死者の日」は、日本でいえば「お盆」のような行事です。2003年に「死者に捧げる先住民の祭礼行事」として、ユネスコの無形文化遺産に登録され、映画『リメンバー・ミー』(原題:Coco)で、世界に知られるようになりました。マリーゴールドはこの死者の日に欠かせないお花で、祭壇にも、お墓にもたくさん使われ、死者の日の時期になると、様々な市場で売られているのを見ることができるそうです。マリーゴールドはメキシコの死者の日において二つの役割を担っていると教えていただきました。

一つは、その花が放つ強い臭いによって先祖の魂をお供物へと誘うため、そしてもう一つは死者をこの世へと迷わず導くための道筋としての役割だそうです。

英語のレクチャーの後は、生徒達の質問にも丁寧に答えていただきました。“What should we study to work at the Mexican Embassy?”の質問に、Trinidad氏の経歴についてお話ししてくださいました。1つのことを勉強したら、また新しいことを勉強する、勉強は一生続いていく、“Studying never ends.”というメッセージをいただきました。

次に、Jinaさんが、メキシコの切り絵、パペルピカドの作り方を教えてくださいました。パペルピカドとは、お祝いの時によく使われるメキシコの装飾のひとつで、スペイン語で“Papel picado”「切り刻んだ紙」という意味だそうです。

生徒達は英語のレクチャーもよく理解し、スペイン語の挨拶も学びました。最後に、自分達が作ったパペルピカドを持って、記念写真。とても楽しいスタディツアーとなりました。

メキシコ大使館のスタッフの皆さん、ありがとうございました。

Muchas gracias!