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【高2】サステナブル・ブランド国際会議に参加しました!

MIWADA TOPICS

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私たち高校2年生12名は、10月30日、三輪田学園のお隣の大学である法政大学で行われた、「第3回 サステナブル・ブランド国際会議 全国ブロック 東日本大会」に参加しました。この大会には関東で活動する高校生、およそ300名が参加しました。
この大会でのワークショップではSDGsの観点を交えながら、4つの企業それぞれとの新しい事業プランを考え、発表します。ワークショップ後はそれぞれのチームが学んだことを生かしSDGsに関する論文を書き上げ提出し、選ばれると2月に東京で行われる「第7回サステナブル・ブランド国際会議2023」に招待され参加することができます。
午前中は、高校生の時から起業を開始し、現在は株式会社Allesgoodというエシカル企業と優秀な学生をつなげる就活生をターゲットにした「エシカル就活」を行う企業を立ち上げ、世界で活躍している勝見仁泰さんにお話を全体で伺いました。 「自分は何者か?」この問いを解決するためにバイトで貯めたお金で高校生の時フィリピンやインド、バングラディッシュに一人で渡航し自分探しを行ったそうです。その国々で貧困に苦しむ人々や教育を受けられていない子供達の現状を見て『世界を変えたい』と思い立ったそうです。そんな勝見さんが私達に向けて伝えてくださったことは「志を持って生きる」ことです。これからの世界を変えていくのは大人ではなく私たち若者です。自分がやりたいこと・活動したいことひとつひとつに志を持ち、日々コンフォートゾーン(=安心で居心地のいい場所)から出て、自分自身のレベルアップにつなげてほしい。これが勝見さんの若者に対する願いです。 私は勝見さんのお話を伺って自分を信じることの大切さに気づかされました。

午後は四つのテーマに分かれ、ワークショップをおこないました。それぞれ企業の方からお話を伺った後、学校も性別も関係のない六人程のグループにわかれてディスカッションをし、その後発表を行いました。
私はカンタス航空の犬飼克俊さんにお話を伺った後、「選ばれ続けられる航空会社になるために必要なことはなにか」をテーマにグループで話し合いを行いました。これからはSDGsに貢献し顧客のニーズに答えられる企業が伸びることを学びました。
SDGsが世界的に注目されている今、課題解決に対する意識は高まっていると思います。しかし、必ずしも実際に行動に移せているのか定かではありません。問題だ、何とかしなくてはとわかっていても、行動することができない、何をすればいいのかわからないという人が少なからずいると思います。私もそのうちの一人です。だからこそ、これからの未来を創る私たちが、誰一人として取り残すことなく、より良い未来を創るために何が出来るのかを考えていきたいと思います。そのためにも、今回いただいた貴重なチャンスを無駄にしないよう、高校生だから出来る、考えられる、その強みを存分に活かした活動をしていきます!
また、三つのワークショップに参加した皆さんから学んだこと、感想をご紹介します。

【オンワード商事主催「制服のチカラ」に参加して】

まず、企業や学校に制服がある意義から考え、制服がもたらす効果について企業の方から説明を受けました。
その後グループに分かれて、未来の制服のあり方を他校の生徒と一緒に考えました。未来の制服ってどんな感じだろう?もっと環境にいい制服ってないかな?という風に、私たちは自然と、未来に制服があること前提に話を進めていました。しかし、企業の方から、「そもそも未来に制服ってあるのか?という所から考え始めるといいかもしれない」という意見を頂いたりしながら、考えをまとめ、最終的には企業の方の前でプレゼンを行いました。
その日初めて出会った人たちと、一つのテーマについて考え、まとめるのは大変でしたが、自分では思いつかないアイディアを聞いたり、みんなで話し合ったりするのは、とても刺激的で楽しかったです。

【積水化学工業主催「積水化学グループの製品を通じた社会問題解決〜気候変動課題への取組みを例として~」に参加して】
積水ハイムなどはCMで見たことはありましたが、企業の具体的なSDGsへの取り組み内容について詳しくお話ししていただくのは初めてだったので貴重な時間でした。
今回のワークショップでは、製品の一生(ライフサイクル)で気候変動と気候変動以外の課題解決に貢献する方法、未来のサステナブルな製品について考えました。五つの貢献の段階を元に、気候変動に配慮した方法について他校の生徒と話し合うグループワークを行いました。グループワークにおいて学生の自分たちで、一からサステナブルな未来を具体的に考えることが多かったため、現代人の一人一人が些細な事でも行動することによって”サステナブルな未来の実現”に繋がることがわかりました。
また、メンターの方に全体へのアドバイスとしていただいた、「発表の際は相手を意識し、相手の心を掴めるように話す。世の中の利点も裏返して見てみると実は穴がある場合もあるため、本当にそれは良いのかをよく考える必要がある。」という言葉は今後、物事を考えたり発表したりする上で重要なポイントになると思いました。
この貴重な機会を今後の人生に生かすことが今回参加した自分たちの役目だと考えました。

【日本貨物鉄道主催「社会インフラを考える物流」に参加して】
貨物列車の存在は知っていたが、あまり生活で関わることもないので詳しいことは知りませんでした。今回学んだことは貨物列車は社会の物流の上で必要不可欠であるという点です。私たちがオンラインショッピングなどで商品を購入した場合には遅くとも一週間ほどで届くのが平均的ですが、これが成り立っているのは貨物列車のおかげです。また貨物列車の特徴として一度に大量の荷物を運べるという利点があります。
私のグループは使ってない駅、地域の後退について注目しました。
貨物列車はコンテナという箱によって荷物を運んでいる。コンテナは一つ一つが独立していて取り外せるという点を活かし電車自体をお店にするというアイデアを思いつきました。
他のグループはコンテナに太陽光パネルをつける、そもそも荷物の包装に問題があるのではないかなど独自の視点で発表に向けての準備を進めていました。
私が所属していたグループは「貨物電車の社会貢献」のセッションの代表として全体発表を行いました。人生で初めて企業の方に向けて発表をしたのでとても緊張しましたが、大仕事を終えた後の開放感と自分に対しての自信は今まで体験したことのないようなものでした。
是非この体験を三輪田学園の生徒や受験生の方にも味わっていただきたいと思っています。