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高2「Explore 六本木ヒルズ~ヒルズ見学ツアー~」

MIWADA TOPICS

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3月22日(水)、高校2年生の25名が「Explore 六本木ヒルズ~ヒルズ見学ツアー~」に参加しました。

六本木ヒルズは、森ビルが約400件の地権者と17年の歳月をかけて進めてきた市街地再開発プロジェクトで、“文化都心”をコンセプトとして、オフィス・住宅・商業施設・文化施設・ホテル・シネマコンプレックス・放送センターなど「住む、働く、遊ぶ、憩う、学ぶ、創る」といった多様な機能が複合した街です。

見学ツアーでは、森ビル広報室の伊沢さんからレクチャーを受けました。

レクチャーでは、森ビルの業務と新しいプロジェクトについてご紹介いただきました。

森ビルは、「磁力ある都市づくり~東京を世界一の都市に~」というビジョンのもと、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズ、麻布台ヒルズなどの開発を行っています。

街づくりで大切にしている3つのテーマは、「安全」「環境」「文化」です。

レクチャー後には、生徒達からの質問にも丁寧にお答えいただきました。

会場からは、東京タワーと東京の街が一望でき、生徒達も感動していました。

次に屋上庭園へ移動。六本木ヒルズの屋上庭園は、けやき坂コンプレックスの屋上にある広さ約1300平方メートルの緑豊かな空間です。都市における緑化推進や都市の自然をより身近に感じてもらうことを目的に、農作業体験や、動植物の観察などの体験を通して日本の食文化や伝統文化に触れ親しむこと、環境や食育などに関する啓発活動を行っています。ここでは田植えや稲刈りなどの体験もできるそうです。屋上庭園は普段は非公開ですが、特別に見学させていただきました。桜が満開で、小川も流れる緑溢れる素敵な空間でした。高層ビルの屋上で、受験勉強からしばし解放され、生徒達は、自然に親しんでいました。

次に、備蓄倉庫の見学へ。「逃げ出す街」から「逃げ込める街」へと転換する六本木ヒルズの防災対策について学びました。六本木ヒルズの備蓄倉庫には、帰宅困難者や住居居住者、社員、協力会社、近隣町会等の分を含めて、3日間の期間を想定した防災備蓄品があります。具体的には、非常食10万食や水などの飲料水、毛布やアルミブランケットなどの寝具、簡易トイレや医薬品などの衛生用品、乳児向けのミルクやおむつなどの特別用品、ポータブル発電機などがあるそうです。学園の備蓄倉庫と比較して、生徒達は、備蓄の多さに驚いていました。

最後に毛利庭園を見学しました。六本木ヒルズの毛利庭園は、江戸時代から明治時代にかけて毛利家の屋敷であった場所に造られた日本庭園です。池や渓流のせせらぎ、四季折々に変化する植物の表情を楽しむことができます。特に春には、花見スポットとしても有名です。訪れた日も、多くの人達で賑わっていました。

毛利庭園では、池に浮かぶハート型の彫刻も鑑賞しました。この作品は、六本木ヒルズと森美術館の10周年を記念して設置されたパブリックアートで、「Kin no Kokoro」という名前でも知られています。金箔で覆われたガラス製のハートが光や風によって色や表情を変えます。シンプルで美しい曲線が、不思議と日本庭園にも調和しています。六本木ヒルズでは、気軽に楽しめるパブリックアートが点在していて、文化的な魅力も感じました。

生徒達は、本日の六本木ヒルズツアー後に、森ビルのウェブサイトとNHKクローズアップ現代「東京大改造~大規模開発の舞台裏」のウェブサイト記事を読み、「私が描く理想の2050年の東京」というテーマで、自分の意見をまとめることになっています。

このような貴重な機会を与えてくださった森ビル広報室の担当の方々に心から感謝致します。

ありがとうございました。