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ようやく新学期スタート

たま鑑(たまかがみ)

たま鑑(たまかがみ)

6月8日、いよいよ待ちに待った登校開始です。
この日はまず高2から。本日6月9日は高3の登校日です。

クラスを出席番号の奇数・偶数でわけ、午前・午後にわかれて登校しました。
玄関では先生方が健康観察表をチェックし、体温を計ってこなかった人は玄関脇駐車場の仮設テントで検温。
体温が高い人や体調に不安のある人は、別の入り口から他の生徒とわけて別室で待機。
養護の先生のチェックがあります。
教室は半数、しかも前後左右を空けているので、みごとにスカスカ。
三密は避けられていますが、
久しぶりに会った友達と大声で話すことも、ハグし合うこともできず、なんだかちょっと淋しそうでした。
今週は各学年が1日ずつ午前午後に分かれて登校し、月~水は高校生。
木曜以降、中学生が登校するようになれば、校内に元気な生徒の声が戻ってくるのでしょうか。
それとも、このまま校庭で元気に遊ぶ姿や、談話室での楽しげな会話などは、見られなくなるのでしょうか。

感染に気をつけて人との物理的距離を取るのは大事なことです。でも、心の距離は近く。物理的にも心理的にも人と人が離れてしまっては、「新しい生活様式」とはなんとも味気ないものになってしまいます。今年は中止になってしまいましたが、例年、運動会の閉会式では全校生徒が校歌を斉唱します。近頃はいつの間にか全学年の生徒が肩を組んで歌うようになりました。最初のうちは「校歌を肩組んで歌うとは…」と眉をひそめていた私ですが、その眩しいくらいの笑顔と若さの輝きに今ではすっかり魅せられています。こんな光景は、当分見られないでしょう。でも、私たちは「誠のほかに道なし」でつながっている、と感じてもらいたいのです。

この休校の三ヶ月を経て、もとには戻れないことはよくわかっているつもりですが、
「学校の主役は生徒!」ということを実感を持って言えるのはまだまだ先のことのようです。