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株式会社日建設計さま『原爆ドーム耐震補強プロジェクト』オンライン講演会

MIWADA TOPICS

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10月8日(金)に株式会社日建設計 広報室 飛田様、構造設計グループ 白沢様よりオンラインでお話を伺いました。現在中学3先生の技術・家庭科の授業では、「住まい」についてPCを使って学習を進めています。今回は「建築」というスケールの大きいところまで視野を広めてもらいたいと思い、広島修学旅行の平和学習と共に講演会を企画しました。

はじめに“日建設計”を知る生徒はいませんでしたが、「東京タワー」「スカイツリー」「新宿高島屋」など誰もが知っている建築物を設計した会社ということを知り驚いていました。今回は原爆ドームの耐震補強を担当された白沢さまから大阪よりオンラインでお話を伺いました。はじめに、「建築」とは「技術」と「芸術」の融合である、という基本的なことから教えて頂きました。

原爆ドームには平和への願いが詰まっています。原爆ドームを世界文化遺産として残していくために、補強プロジェクトは何年もかけていくつもの工程を経て多くの人が関わって進められました。最先端の技術を使って補強することは敢えて選択せず、シンプルな技術で「どこをどのように補強したのか分からない」ようにしたそうです。“平和を未来の技術に託す”という願いもこめられている、とおっしゃっていました。今後予定している修学旅行で、実際にどこが耐震補強された箇所なのか目で見て、平和への思いを繋いだ方々の思いも感じ、学びにしていきたいと思います。

また、カーボンニュートラルについても、日建設計さんは気候変動非常事態宣言を発表され、具体的な目標を掲げて取り組んでいらっしゃいます。ZEB(Zero Energy Building)達成の学校施設の取組例も見せていただきました。今回学んだことを今後の学校生活にも活かしていきたいと思います。ありがとうございました!