法政大学SDGs出張講座
たま鑑(たまかがみ)
たま鑑(たまかがみ)
先週の木曜日、法政大学人間環境学部の武貞教授をお招きして、SDGsの出張講義がありました。
法政大学とは高大連携プログラムを組んでいただいており、これまでも理科実験、講演会、留学生との交流会など
様々な企画でお世話になっています。
外濠フレンズの活動なども法政大学との高大連携がきっかけでした。
今般は、今、法政大学でも、本校でも力を入れているSDGs(国連持続可能な開発目標)の学習に関し、
法政大学人間環境学部の教授の皆が4回の出張講座を開いてくださることになりました。
11月7日の第一回では、「貧困と格差はなくせるか」という題で武貞稔彦先生にお話いただきました。
放課後の自由参加の勉強会でしたが、中2から高2まで、40名近い生徒が参加して講義を受けました。
今本校の生徒が参加している模擬国連大会では、SDGsに関聯したテーマで話し合われることが多く、
そういう意味でもこういう講義を伺って考える機会を与えていただけることはとても重要です。
世界的に「貧困」の指標となるのが1日1.9ドル(200円ちょっと)で生活しなければならないということ、
それがアフリカやアジアに集中していること等を伺い、解消するにはどうしたらよいか考えました。
講義の中で3枚の写真が示され、どれが最も貧しい家族だと見えますかと質問されました。
その中の一枚はブータンの農民一家だったのですが、家財道具はごくわずかで数頭の山羊がいるだけと
見た目にはけして豊かとは見えない家族でしたが、子供やお年寄りの笑顔は最高でした。
豊かさと幸福は必ずしもイコールではない。
それは確かなことですが、貧困に苦しむ子供達をどうしたら手助けできるのか、
そして貧困をなくすことができるのか、生徒たちも一生懸命考えていました。
今後の講義では、生物多様性や国際法などの講義が予定されています。
大学生が1年かけて受ける講義のダイジェストを中高のうちに受けることができるありがたさ。
今後の講義が楽しみです。