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中2 「第五福竜丸講演会&展示館見学」を実施いたしました。

MIWADA TOPICS

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中学2年生は、平和学習の一環として、第五福竜丸に関する学習を深めました。

第五福竜丸とは、昭和29年3月1日に太平洋のビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験で被ばくした木造漁船です。乗組員だった23人の日本人が被ばくした他、実験が行われた現地の民間人が放射能の被害を受けたとされています。

 

11月18日(金)、第五福竜丸展示館学芸員の市田氏による講演を実施しました。三輪田学園ではこれまで、当時第五福竜丸の乗組員だった大石又七さんと、学芸員の市田さんとのコラボ講演を行っていましたが、大石さんは今年の三月に亡くなられました。市田さんは「語り継ぎ部」として、今年度も三輪田学園の中学二年生に核兵器の恐ろしさを伝えてくださいました。初めてビキニ事件の詳細を聞く生徒もおり、メモを取りながら真剣にお話を伺っていました。講演後は多くの質問が挙がり、実りのある講演となりました。

 

11月26日(金)には、市田氏による講演を受けて、江東区夢の島にある「第五福竜丸展示館」を訪れました。生徒たちは学芸員の方からお話を伺った後、ワークシートに取り組みながら実際の第五福竜丸や「死の灰」と呼ばれる放射能を含んだサンゴ礁の塵を見学しました。

 

三輪田学園の中学生は様々な視点から平和について学び、考え、中学三年生ではヒロシマ修学旅行を実施します。第五福竜丸の記憶を受け継ぎ、核兵器の無い未来の実現や、平和な世界を作っていくために自分たちに出来ることは何かなど、多くを考える良い機会となりました。今後も多岐に渡る学びを通して、平和学習を深めていきます。