MIWADA-HUB

探究ゼミ
MIWADA-HUB

「つなぐ、つながる」MIWADA-HUB 紹介動画

MIWADA-HUBとは

HUB(ハブ)とは、車輪の真ん中にある丸い部分のことです。そこから転じて、あるものとあるものをつなぐ「中心」にあるものという意味を持つようになりました。「MIWADA-HUB」は、自分と周囲の人、自分と学問、自分と社会をつなぐことを目的としています。三輪田学園が生徒のみなさんに身に付けてもらいたい「つながる、つなぐ」力をはぐくむゼミナール形式の新しい授業です。
中学2年生・3年生では、前期(4月~9月)・後期(10月~3月)と、9つの講座からそれぞれ1つずつ選び、取り組みます。

国語科

数寄☆モノ!!

<中2・中3>

好きなもの、得意なことを学びにしたら楽しい!」というテーマを掲げて、自分の「好き」について探究していきます。自分が大好きなものから問いを見つけだし、「それを探究することは、誰に、どんな風に役に立つの?」を考えながら、自分も周りも幸せになる探究を目指します。①マンダラートで自分を知る②小説やアニメ映画を題材にして探究手法を学ぶ ワークの後、いよいよ自分で好きなものから問いを立て、探究がスタートです。現在、スポーツ、マンガ、ドラマ、ゲーム、YouTube、K-POP……などなど、生徒たちからはたくさんの「好き」を聞くことができています。どんな探究になるのか、楽しみにしています。

数学科

数学を極める!

<中2・中3>

誰もが一度は思うこと「算数と数学はどこが違うのか?」の自分だけの答えを探してみよう!を合い言葉に、過去の自分が解いたであろう入試問題を「算数」と新しく習った「数学」の両方で解いて、「過去の自分」「現在の自分」とつながる瞬間に答えがあるかもしれない。究極の探究をするファーストシーズン。そして、「生徒」としての自分、「先生」になった自分、の両方につながって、インプットとアウトプットをすることで見えてくる世界を旅するセカンドシーズンへと学びを深めていきます。
【身につけたい力】
①観察し、状況を把握する力。
②観察によって得た情報をもとに仮説を立てることができる力。
③どうなりたいかというビジョンに対し最速でたどり着ける選択肢が選べる力。
④選択した事柄を実行する力。
⑤選択の段階で、状況変化に伴い、実行したことがうまくいかないこともある。そのとき、失敗を気にしすぎず、大胆に実行できる力。

社会科

歴史周辺散歩

<中2>

学校周辺を散策し、地域の歴史遺産を発見する講座です。皇居(旧江戸城)の外濠に面した三輪田学園の周辺には、市谷亀岡八幡宮、牛込見附跡、田安門など由緒ある史跡が数多く存在しています受講者は、散策をふまえて各自が興味を持った歴史遺産について調査・研究し、研究発表とレポートの作成をおこないます。散策と研究発表をほぼ隔週で繰り返しています。

この講座で身につけたい5つの力】
①学校周辺の地理や歴史に興味を持ち、理解する力
②研究価値のある適切なテーマ(問い)を設定する力
③基本的な技法にもとづいて調査・研究する力
研究上のルールやマナーを守って研究成果を発表する力
⑤研究成果を論理的な文章にまとめる力

現代社会研究

<中3>

環境問題、国際紛争、さまざまな格差・不平等など、世界には人々が連帯して取り組まなければならない課題が多くあります。この講座は、そうした問題を「自分ごと」としてとらえて背景を分析し、解決の方法を考えることを目標としています。初めの数回は、複数の新聞記事の紙面比較などを通して論点の把握に努めます。ある程度知識が深まった段階で、適切なテーマを設定し、最終的にはニュース番組の形式で研究成果をまとめていきます。

【この講座で身につけたい5つの力】
①現代社会の諸問題に興味を持ち、その背景を探究する力
②研究価値のある適切なテーマ(問い)を設定する力
③基本的な技法にもとづいて調査・研究する力
④他の人と協同して研究成果をまとめる力。
⑤研究成果を適切な方法で他の人にわかりやすく伝える力。

英語科

Debate & Speech Training Course

<中2・中3>

中2、中3ともに、基礎から始めて、自主的な探究力を養っていきます。
様々な活動を通して、考え、調べ、発信する力を磨きます。
幅広く興味を持ち、疑問に思ったことを深く考え、自分の考えや答えを持つことが一番の目標です。幅広く情報を得たり、発信するためには、英語は非常に有益なツールとなります。英語を駆使して情報収集と発信力に磨きをかけていきます。
日本国内だけでなく、世界で起きている出来事にも目を向けて、自分の興味の幅を広げていきます。自ら問いを持ち、リサーチやディスカッションを通して考えを深めていきます。特にディベートを通して、自分の意見を論理的にアウトプット(Writing & Speaking)する力を磨いていきます。

理科

生活と科学①

<中2>

このHUBでは、理科(今年度は特に生物)に関する疑問を、観察・実験で検証できる「課題」の形にし、グループ毎に実験の計画を立て、自分たちで準備して、実験を行っています。実験結果から生まれる疑問や発展を、次の実験につなげていくようにしています。

現在は「植物が水を運ぶしくみ」をテーマに実験に取り組んでいます。実際に実験を始めてみると、授業中には教師の指示で何気なくやっていた操作に対して、その実験にふさわしいか否かを自ら考える必要がでてきます。また、実験材料についても何を材料に選ぶのかが成功の鍵になることを実感することになります。

今回の実験では、茎を縦割りにして2色の色水に浸ける実験へと発展させて、2色の花をつくることができました。

生活と科学②

<中3>

中学3年生の理科HUBは、『生活と科学』がテーマの探求活動です。私たちの日常生活は科学技術によって支えられています。「どうしてなのか」「この問題をどうにかしたい」「こういうものがあったら便利なのに」といった出発点から、その解決策として科学が使われています。
ただ、皆さんが何か疑問を抱いても、多くの疑問が単語を入れて検索すればすぐに答えが見つかってしまう便利な世の中になっています。一つの答えが見つかり満足することなく、そこから新たな疑問を見つけ、さらに一歩踏み込むこんで新しい道を切り拓くことができるかが理科の探求の肝になります。そのための考え方や手法を少しずつ身につけていきます。未来の皆さんが私達の生活をより良い方向に導いてくださることを期待しています!

体育科

Hotai Inquiry(保健探究)

<中2・中3>

「Hotai Inquiry(保健探究)」の魅力は何をどう調べても良いこと!
だけど、自由に調べていいが探究で1番難しい課題です。
「Hotai Inquiry(保健探究)」では、その前段階として様々なテーマをもとにグループで探究活動を行い、何度もプレゼンテーションを行っていきます。
時には、企業とコラボし一緒に研究をしたり、最終プレゼンテーションの講評をしてもらうなど普段の授業では体験できないことにチャレンジしていきます。
今回企業と睡眠についての研究をし、中学副生徒会長がその研究成果を公約に掲げるなど探究の輪は確実に広がっています。
「教員も生徒と一緒に探究し、成長していく」そんな探究の授業を目指しています。

芸術科(音楽)

音楽美学

<中2>

16人が履修、個人探究、グループ探究の生徒がいます。
最初は漠然としていましたが、自分の興味にスポットをあて、生徒同士、教員との会話を通して段々と形になっていくのは学びの喜びであり、楽しいと感じる瞬間でもあります。四手連弾では<千と千尋の神隠し>全曲に挑戦。
作曲(歌詞制作、DTM重ね撮り、楽器も使用)のテーマは「花」。全学年色の曲をiPadで作曲します。
合唱では敢えて自分の声と違う音域を演奏することで、発声法を研究します。
ボカロ48種類の分類、音楽と絵画(ドビュッシーの海の挿絵等)、ゲーム音楽、アニメ音楽など、個人研究もあります。9月の授業内発表会という大きな目標に向けて、少しずつ進んでいます。

芸術科(美術)

アトリエミワダ

<中3>

美術HUBでは、各自でテーマを決め、調べ資料を集め、作品制作・発表をします。
自分の好きなことや気になることから、もっと深めたい・調べてみたいテーマを見つけるために、自分の内面をみつめることが必要です。
作品制作・発表をするためには、伝え方など外の世界意識しなくてはいけません。
授業よりも長い時間をかけて1つの作品に向き合うことは貴重な経験となり、豊かな表現力を養います

家庭科

エシカルライフ

<中2・中3>

人・環境・地域へ配慮した消費行動を「エシカル消費」と言います。
私たちの生活は、様々な資源(モノ・サービス)を利用することで成り立っています。その一方で、地球環境や人権など、消費の背景には様々な社会課題があります。
「どんな選択・工夫をすれば、エシカルな生活ができるのか?」を考え実践していくことが、エシカルHUBの醍醐味です。
本・新聞・絵本など様々な媒体から学び、友人と対話する、企業にインタビューする、アップサイクルなものづくりに挑戦するなど、五感をフルに使って、自分なりのエシカルを探究していきます。学んだことは、身の回りの大人や子どもたちに伝えていきます。エシカルが特別ではない、あたり前な選択になることを願っています 

情報科

Miwada Code Girls

<中2・中3>

情報社会になり、情報機器やネットワークの利用がライフラインの一つとして考えられるようになりました。そんな社会において、よりよいシステムを作り出すことの重要性は日々高まっています。

システムを作り出すと言えば、以前は専門家だけの領域でした。しかし、現在では小学生からプログラムに触れ、学ぶ機会が得られるようになりました。

そこで情報のHUBでは、プログラム制御でレゴを動かす、ドローンを飛ばす等の体験を提供します。このような課題を楽しみながら、論理的思考が問題解決力に結びつく事を学びます。