夏休みもお仕事。その2

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たま鑑

8月7日、マルタボケも治らないまま、高2の生徒と一緒に外濠市民塾に参加しました。

外濠市民塾への参加は本校の外濠フレンズの主要な活動の一つです。

市民塾は、法政大学や理科大学の教授・学生・院生の皆様や、地元の企業、行政、商店街の皆さんで行う環境運動の一つです。

第10回となる今回は、外濠の浚渫工事現場を見に行くツアーでした。

浚渫とは、川や湖沼の底に沈殿したヘドロを吸い上げて浚渫管で土運船まで送り、処分するという水質改善の方法。

最近TVでよくやっている、水をまるごと抜いて水底から直接泥を掻き出す工法は費用も時間もかかり、

掻き出したヘドロの処分も大変とのこと。

おまけに都心で、脇に電車が走っているという環境では難しいそうです。

いかだを組んでその上にクレーンや浚渫管を設置する工事はなんだかまどろこっしい感じもしますが、

外濠に関しては、前の東京オリンピック直前、平成の最初頃、そして今回と、3回目だそうです。

朝8:30に法政大学に集合、そこから飯田橋~水道橋と歩いて浚渫管を追跡。

水道橋駅近くの小石川橋下で浚渫管から土運船に外濠のヘドロが吐き出される瞬間を目撃しました。

IMG_0896.JPG市ヶ谷~飯田橋間の市ヶ谷濠・新見附濠・牛込濠は毎日見ていますが、浚渫管の追跡という視点で見ているわけではありません。

また、飯田橋駅付近の飯田濠はラムラの下に暗渠になっているので、あまり気にしていませんでしたが、

今回の見学で意外に水面が低いこと、また、亀や小魚などの生物がいることがわかりました。

IMG_0903.JPG(←浚渫管から土運船へヘドロが排出される)

外濠のルートは、飯田橋下で神田川と合流し、さらに小石川橋下で日本橋川と合流します。

現在はもちろん川での行き来はできませんが、飯田濠が暗渠になる前は水運があり、現在のラムラ付近は荷上場でした。

なので、揚場町という町の名前が残っています。

都の開発計画によって飯田濠の暗渠化が進められたとのことですが、これって、どうだったんでしょうか。

神田川や日本橋川は墨田川などを経由して東京湾と繋がっているので、潮の干満の影響があり、緩やかな流れがあります。

しかし、神田川や日本橋川から水が入らない外濠は淀んだ水のまま。

冗談で、外濠名物抹茶パフェとか言って、アオコの浮いた水面をアピールしようかといった人がいましたが、

やはり清らかな水面が望ましいもの。

そのためには四谷付近から飯田橋に向けてきれいな水を流し、濠の流れを作ることだと思います。

大雨の際に濠に生活雑排水が入らないようにすることも必須。

それが外濠再生懇談会の最終目標でもあるのですが。

抹茶色の水面を見るにつけ、マルタの青く透明な海の色を思い出します。