日本棋院に行きました!
たま鑑(たまかがみ)
たま鑑(たまかがみ)
このところ、初夏を思わせる気候になっています。
北海道が沖縄より気温が高いとは驚きでしたが、
校内は、新年度の授業が始まって1週間。昨日の北海道以上?の熱気に包まれています。
さて、昨日は日本棋院にお邪魔してきました。
市ヶ谷駅のすぐ近くで、学校からは7~8分。
私は囲碁をまったくたしなまないので、場所は知っていましたが行ったことはありませんでした。
展示室や売店もあり、ただ見学するだけでもわくわく、しかもロビーですれ違う人が皆、高名な棋士…ということで、囲碁好きにはたまらない場所でしょう。
実は本校の保護者の中にとても有名な女流棋士がいらして、お子様の御入学の際に
囲碁の授業についてご案内いただいたのですが、なかなか実現せず、時間がたっていました。
ところが今般、ひょんな事から千代田区内の女子校の囲碁クラブ・囲碁サークルと一緒に
囲碁の支部を立ち上げようという話になり、三輪田が中心になって動くことになりました。
千代田区には白百合さんや大妻さん、神田女学園さんなど、囲碁部があって、大会の常連という強者がたくさんいらっしゃいます。
対して、本校の囲碁愛好会は高2部員4人ではありますが、強豪校の胸を借りるつもりで稽古をさせて頂く所存です。
というわけで、昨日日本棋院の普及部にご挨拶に伺いました。
日本棋院の役員の皆様は丁寧に対応してくださり、支部設立のあかつきには、指導棋士の派遣も可能との御言葉もいただき、感激でした。
囲碁は古代中国の発祥ですが、7世紀には日本に伝わったといわれ、正倉院には碁盤と碁石が残っています。
古代に於いては貴族の教養の一つとされ、枕草子や源氏物語の中にも碁を打つ描写が出てくるほど。
その後、琴・書・絵画と並ぶ女子のたしなみとして普及してきました。
20年ほど前には漫画『ヒカルの碁』が大ヒットして、話題になりました。(私も読んでいました。)
このところ、将棋ブームに押されている観のある囲碁ですが、
将棋と違い漢字がわからなくても打てる世界共通のゲームとして、広まっているそうです。
留学先で英語で解説しながら囲碁、なんていうのもいいなあ…と勝手に妄想しています。
また、前頭前野などを刺激するので、認知機能を向上させるとも伺いました。
論理力や集中力、記憶力などの向上も期待され、AIとの対決も。
大学でも授業に取り入れるところが増えており、東大や早稲田などでも講座があるそうです。
ともあれ、愛好会のメンバーでなくても、ぶらっと来て碁を打ってみようという雰囲気を作っていくのがこれからの目標の一つです。
私も詰め碁からトライしていますが、19路盤で打てるのはまだ先の話…。