BEPの活動
たま鑑(たまかがみ)
たま鑑(たまかがみ)
三輪田学園の外濠フレンズは、全国の女子高校生と一緒に環境問題にコミットするBlue Earth Project(BEP)の東京外濠チームとしても活動しています。
今年度は、コロナ禍で大学がオンライン授業だったり、地域の人との交流の場が作りにくいところから、外濠の活動はこれからというところですが、BEPの方はすでにZoomを使ったレクチャーや会議などをおこなっており、活発に動いています。
先日の三輪田祭では、模擬国連と一緒に展示発表を行い、展示部門の大賞を獲得しました。
今年度のBEPのテーマは地球温暖化に対して何が出来るか、ということですが、それ以外にも環境問題に関心を持って活動をしています。
その一つが、8月31日に起きたモーリシャス沖のタンカー座礁・重油流出事故です。日本のタンカーによる重油流出によって、モーリシャスの豊かな自然が大変な被害を受けたこと、多様な生物の命を育むマングローブの林がこのままでは枯れてしまうこと、地元の人々の大変なご苦労などを調べて、三輪田祭でも発表しました。この際に、少しでもお役に立ちたいと募金も行いました。生徒だけでしたので、金額的には多くはありませんでしたが、5000円を寄付することが出来ました。こちらのサイトに寄付のコメントを載せましたので、「いいね!」をいただけたら嬉しいです。
https://donation.yahoo.co.jp/detail/4370017
この事故に関しては、現在、まったく報道されなくなってしまいましたが、こういう事故が忘れ去られていくことが地球環境を壊していく一因だと生徒たちは話しています。感心をもった事象に対して、その後も追跡し続けることが、とても大切だと思います。
BEPの活動は11月に2回全国大会がZoomで予定されており、三輪田のBEP 4チームも活動報告をすることになっています。
また、BEPの高2メンバー4名がサステナブル・ブランド会議の高校生部門にエントリーし、10月17日のキックオフ・ミーティングに参加しました。
このあと気候変動をテーマに研究論文をまとめ、高い評価を得た者に関しては横浜で行われる国際会議で発表することになるそうです。参加した4名は「緊張した!」と話していました。
他校の生徒と協力して問題解決を目指すBEPの活動と、他校の生徒と競い合いながら問題解決を目指すサステナブル・ブランド会議の活動と、異なる活動を両立させることで、問題により近づくことが出来ると思います。
21世紀を生きる生徒たちにとって、地球環境がどうなっていくかは大きな問題です。
まず関心を持つこと、そして行動すること。
外濠フレンズやBEPの活動の中は、生徒が行動するきっかけを作っています。今後も続けたい活動です。