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三輪田芳子先生を偲ぶ会

MIWADA TOPICS

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 3月21日(月・祝日)、本講講堂において、三輪田芳子先生を偲ぶ会が行われました。
 午前中の追悼式典には、卒業生、学園・教育関係者の皆様、旧教職員の先生方や現職の先生方など、約150名の参加者がありました。
 三輪田芳子先生は大正10年生まれ、昨年7月23日に満100歳で永眠なさいました。昭和18年に三輪田家に嫁ぎ、以来戦災で焼け落ちた校舎や学園の復興をとげ、戦後の教育にも大きな足跡を残されました。三輪田学園では昭和54年に校長、昭和60年には理事長兼務と、学園を支えるお立場におなりでしたが、その業績は三輪田学園内に止まらず、東京の私学や女子教育にめざましい活躍をなさり、数々の表彰や叙勲を受けていらっしゃいました。家庭科の先生でいらしたので、家庭科男女共修の立役者と言われる程の方でした。平成11年に理事長職をご子息の勉先生に譲られてからは、顧問として学園の行く末を見守ってくださっていました。
 式典は塩見校長の開会の辞で始まり、黙祷を捧げた後、偲ぶ会代表の理事長挨拶、来賓の皆様のお言葉と続きました。来賓のお言葉を頂いたのは、東京私立中学高等学校協会副会長の鷗友学園理事長・清水哲雄先生、田園調布学園 学園長の西村弘子先生、三輪田学園元校長の西惇先生、松操会会長の谷口久子様、三輪田学園元教頭の望月道子先生の5名の皆様でした。それぞれ芳子先生のお人柄が偲ばれるエピソードをご披露くださり、会場の中はしんみり、というより和やかな雰囲気で包まれました。
 続いて芳子先生のご子息で、三輪田学園名誉学園長の三輪田勉先生がお母様としての思い出、学園の理事長校長としての多忙な日々をお話しくださいました。最後に事務長の多田先生の閉会の辞で会は締めくくられました。
 この後校歌を聴き、参列者の献花。午後は一般卒業生による献花となり、それぞれが芳子先生を偲びました。
 三輪田学園の精神的支柱としてこれまで学園を支えてくださった芳子先生がいらっしゃらなくなったことはとても心細いですが、これから残された私達が学園をさらに発展させて行くことをお誓いして、式典を終了致しました。