かてぃんさん（角野隼斗さん）、芸術鑑賞教室で演奏!

　

素晴らしくエキサイティングな舞台でした。
曲はラヴェルのピアノコンチェルト。
グリッサンドが行きかう、難曲中の難曲です。美しい音色の分散和音が鍵盤の上を転げまわるかと思いきや、バスク地方の激しいリズムは、本来打楽器であるピアノの特質を際立たせ、躍動感があります。
第2楽章は非常にシンプルですが、楽譜上はリズムが複雑です。右手は三拍子、左手は一小節を二分割する三拍子。ペダリングに濁りはなく、美しい音色に心が研ぎ澄まされます。
パシフィックフィルハーモニア東京の各楽器はよく歌っていました。オーケストラの魔術師と言われるラヴェルのオーケストレーションは素晴らしいです。
角野さんはアンコールとして、三輪田学園の校歌をアレンジしてくださいました。素敵なサプライズに会場の生徒からはどよめきが起こりました。かてぃんさんワールドが繰り広げられ、それは素晴らしかったです♪
コロナ禍、久しぶりの音楽会。会場に響く音はこのようだったかと感動しました。オーケストラの音色が柔らかく聴こえました。
オーケストラの皆様、角野隼斗さん、素晴らしい演奏を本当にありがとうございました。