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森美術館20周年記念展スクールプログラム

MIWADA TOPICS

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期末試験が終わった翌日の7月12日(水)に、高1と高3の13名が、森美術館20周年記念展「ワールド・クラスルーム」のスクールプログラムに参加しました。世界中から集まった約1,600組のアーティストやユニット名が世界地図にずらり!

現代アートが、「国語」、「社会」、「哲学」、「算数」、「理科」、「音楽」、「体育」、「総合」の8つの科目別のセクションで展示されています。

ラーニング・キュレーターの白木さんの案内でギャラリーツアーへいざ出発!ツアー後は、オーディトリアムで、対話型のワークショップ。一人一人が自分の感じたことを言語化して、参加者みんなで共有しました。
現代アートの不思議な世界へと誘われ、あっという間の2時間でした。
森美術館の白木さん、廣田さん、本当にありがとうございました!

 

生徒達の感想

これまであまり現代アートの作品を見る機会がなかったのでとても新鮮な気持ちで見ることが出来て楽しかったです。漢の時代の壺を割る写真とそれよりも前の作品は対比関係に置いてあって、展示の仕方にとてもこだわりを感じました。車椅子の方の作品では白木さんの解説にもあったように、自分の当たり前と車椅子を利用している方の当たり前は違うというところにハッとさせられました。自分も様々な視点を持っていかなければならないなと感じました。(N.M.)

 

私はナフタリンで作られた靴の作品がとても印象に残りました。作品が無くなる、というと自らの手で破壊するか何かによって壊されてしまう、と考えていたので自然に消滅する作品もあると知ってとても驚きました。また、今回様々な作品を見て多くの物が作品になりうるのだと思い、作品の配置や照明の当て方なども、ある種一つの作品だと思いました。(A.Y.)

 

印象に残った作品は、タイの死をテーマにしたビデオです。死をテーマにしているけど、暗いことだけではなく明るいことも表現しいろんなことを考えたから。現代美術は堅苦しいものではなく、気軽に眺めて、いろんなことを考えられるものだと思いました。ひとつの作品に対して思ったことを他の人と交換し多角的な視点で作品を見ることができてとても楽しかったです。(S.M.)

 

一見綺麗に見える作品でもその作品の背景を知ってからもう一度見るとまた違った感じに見えるところが現代アートの奥深さだと思いました。普段知る事のできない美術館の照明さんのお仕事について詳しく知る事ができて、進路研究に役立てる事ができました。(S.T.)

 

私が印象に残った作品は、車椅子の方の作品と、LGBTの人達と一緒に暮らしている写真家の方の作品です。
多様性が重要になっている現代でさらにもう一歩進むために、芸術を通して正解のない答えだったり、人それぞれの当たり前について人々に考えさせる作品に面白さを感じました。あまり現代アートは見たことがなかったのですが、深く考えさせられる作品が多くありました。また、芸術を通すことで表現できるものが沢山あるのだと感じました。今後、プライベートでも現代アートを展示している美術館に行ってみようと思います。(I.S.)

 

☆森美術館20周年記念展「ワールド・クラスルーム」

9月24日(日)まで開催されています。

https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/classroom/