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中三邦楽鑑賞会が行われました

MIWADA TOPICS

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東京藝術大学邦楽科の方をお招きして、邦楽鑑賞会が三輪田学園講堂で行われました。
毎年恒例の音楽の授業で大切にしている演奏会です。
中学三年生が鑑賞しました。
国語の授業でも内容について解説がありました。
音楽の授業ではこの日の本番に向けてお箏の体験を行いました。クラス36人を半分に分けて、毎時間18人ずつ、藝大邦楽科出身(生田流)で本校音楽科教員がチューリップを指導しました。生徒は押手も習って、興味を持って本日の演奏会を迎えました。

賑やかな歌舞伎音楽の長唄に始まり、自然でしなやかな尺八、どこか悲しげな音色もします。生田流箏曲ではお箏は撥弦楽器ですが、非常に柔らかく、透明感がありながらも豊かな音色でした。
ここで専攻ごとに邦楽科教員の感想をご紹介します♪
【雅楽】
1000年以上前から伝えられてきた音色に包まれ、その名の通り雅な世界に浸ることが出来ました。世界最古のオーケストラといわれる雅楽には特徴的な楽器がたくさんあり、授業で学んだ上で鑑賞することでより理解が深まりました。
【山田流箏曲】
箏の高音・低音パートと十七絃の低音の重厚感でとても迫力のある大合奏でした。
生田流箏曲との音色や歌い方の違いも感じることが出来ました。
【能楽】
演目前に学生さんから「能は小説を読むように想像を膨らませて観てください」とお話がありました。装束や囃子のない仕舞形式でしたが、生徒はそれぞれ演目の内容を想像しながら鑑賞していました。

とても雅な演奏会で、心が豊かになりました。