福祉委員会より インドネシアのスンバ島の子供達に絵本を送ろう!
三輪田の風高校生徒会
三輪田の風高校生徒会
福祉委員会では、12月15日(火)に、地球の友と歩む会/LIFEの古賀麻美さんを講師としてお迎えし、国際協力に関する講演会を開催し、お話を伺った後に、絵本切り貼りボランティアを行いました。
講演会では、古賀さんが国際協力に携わることになった経緯を伺い、インドネシアの歴史、スンバ島の人々の暮らしと子供たちの生活や学習環境について学びました。スンバ島の村では、水道や電気などのインフラが整備されておらず、電波がないので、テレビやインターネットもつながらないそうです。村の子供たちの中には、朝は、川へ水汲みに出かけ、その後、険しい道を歩いて、登校する子供、朝から学校が終わるまで、何も食べずに過ごす子供もいるそうです。古賀さんの紹介してくれた村の子供たちは笑顔でいっぱいでしたが、みな裸足でした。靴を買うお金がないそうです。貧困や様々な理由から、学校を辞めてしまう子供たちもいるそうです。
講演会では、絵本ボランティアの現地のNGOのスタッフ、ヘンリックさんともZoomでつながり、交流することができました。生徒たちからの質問にも丁寧に答えてくださいました。ヘンリックさんは、村の高校生を預かり、町の学校に通わせているそうですが、コロナのために学校が休校になってしまったため、現在は、村に帰っているそうです。この時期、インドネシアは、雨季だそうですが、この日は晴天で、お家の井戸やお庭も見せていただきました。
講演会の後は、書道教室に移動し、インドネシア語の翻訳を切り、絵本に貼り付けるボランティアを行いました。スンバ島の子供たちが手に取って読んでくれる姿を想像して、丁寧に、一生懸命に取り組んでいました。日本の絵本は、色がはっきりしていて、カラフルで、現地の子供たちにとても喜ばれているそうです。一人一人ができる国際協力について考え、実践する貴重な機会となりました。LIFEの古賀さん、現地スタッフのヘンリックさん、ありがとうございました。
~福祉委員参加生徒の感想~
現在のインドネシアの状況が分かり、SDGsを達成するために、できることは何かについて考えるきっかけとなりました。ありがとうございました。(中1)
今日はありがとうございました。現地の方と交流ができて嬉しかったです。この活動を通して、少しでも何かの役に立てれば嬉しいです。(中1)
講演を通して、今のインドネシアの現状や、古賀さんの仕事の大切さなど、考えさせられることばかりでした。私もこの講演をきっかけに、視点を世界に向けてみたいと思います。(中2)
私は、今回初めて絵本ボランティアをいうものを知りました。絵本を通して、世界の人々とつながることができることが素晴らしいと思いました。(中3)
今日は、LIFEが行っている取り組みなど貴重なお話をしていただきありがとうございました。自分達が、インドネシア語の翻訳を貼ったことで、スンバ島の子供達に日本の絵本を読んでもらえると思うととても嬉しいです。(高1)
今回は、講演会やワークショップなどで、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。古賀さんは、中学生の頃から、将来の夢があったとおっしゃっていましたが、私は未だになりたいものがなく、日々悩んでいます。でも、最近になってやっと少しずつやりたいことが見つかってきました。今回の講演を聞いて、発展途上国に様々な医療を届けられるようにできればと思いました。(高2)
*講演会と絵本ボランティアは、学園のコロナ感染症対策ガイドラインに沿って実施いたしました。