受験生の皆さんへ
たま鑑(たまかがみ)
たま鑑(たまかがみ)
すっかり遅くなってしまいましたが、
皆様、明けましておめでとうございます。
ところで、アイキャッチの画像、何だと思いますか?
実はあれ、おせんべいにプリントされた「アマビエ」。
門前仲町にある有名なおせんべい屋さんのおかみさんになっている卒業生からいただいたものです。
疫病退散に御利益があるという「アマビエ」は昨年あちこちで話題になっていましたね。
食べると御利益がありそうですが、皆さんに見ていただいてから食べることにします。
皆さんにも「アマビエ」の御利益がありますように。
年が明けたと言っても、おめでたいという状況にはまったくなく、新型コロナの感染拡大には驚くばかりです。
三輪田でも年明け早々から会議を開いて、始業式を変更したり、時程変更やオンライン授業の準備など、対応に追われています。
感染防止というだけでなく、2月1日から始まる中学入試に先立ち、教室や校内をクリーンな状態にしておきたいということもあって、18日からのオンライン授業に踏み切りましたが、
学校という場の役割を考えたとき、複雑な思いがあります。
昨年の休校中、本校はオンライン授業がスムーズに行えましたので、学習の機会は守られたと思いますが、
休校明けに中1の生徒が校庭で「だるまさんが転んだ」をやる姿を見たときの感動がいまだに忘れられません。
「大声だしちゃだめ」とか「密にならないでね」といいながら、 学校はやっぱり生徒あってのものだ、としみじみ感じました。
人は、やはりリアルな交流の中でしか得られない成長があるもの。
特に人生の価値観の土台が形成される中高時代となればなおさらです。
思えば、昨年の今頃にはこんなことになるとは想像もしておらず、のんきなものでした。
今はとにかく、在校生と教職員全員が健康でいられること、
そして無事に受験生の皆さんを迎えて入試が出来ることを祈るばかりです。
受験生の皆さん、三輪田学園では、皆さんが安心して受験出来るように、細心の注意を払って準備をしています。
教室の机の数を例年よりぐっと減らし、検温や消毒の態勢もしっかり整えてあります。
また、今年は玄関での密を避けるため、除菌剤のしみこんだ足拭きマットを用意して、靴のはきかえをしなくてよいようにしました。
皆さんが不安なく試験を受けられるように工夫して、お待ちしています。
あと2週間ちょっと、まだまだできることがありますよ。
また、試験が始まっても、その中で伸びることもできます。
皆さんが力を出し切って合格を勝ち取り、校庭で「だるまさんが転んだ」なんて、友達と遊んでくれる姿を、楽しみにしています。