ケイリー先生のひまわり

外は夏のような陽気だというのに、Stay Homeで頑張る毎日が続いています。

危惧していたとおり、緊急事態宣言の期間延長が政府から発表されることになりました。

それに伴い、本校も学校開始日を6月1日とし、5月いっぱいは特別時間割によるオンライン授業となります。

「また学校開始延期か～」とため息をつく生徒の皆さんの姿が目に浮かびます。

早く友達と会いたい、部活をしたい、先生と話したい…と思っていることでしょう。

私も元気な皆さんに早くお会いしたい思いでいっぱいです。

特に中学1年の皆さんとはまだ1度もお会いしていません。

8日にはオンライン入学式をおこない、名実ともに三輪田生となっていただきますが、

一人一人の顔を見ながら入学許可をしたかったです。

しかしこの大きなピンチを乗り越えるためには、皆の協力が必要です。

先生方はご自宅からオンライン授業をライブ配信してくださっていますが、

こういう形でリアルタイムのオンライン授業をきちんと受けられている学校はあまりないそうです。

皆さんも学校で授業を受けているときと同じように、学習を進めてください。

さて、昨日は何人かの先生が学校に準備にいらしていましたが、ケイリー先生もいらっしゃいました。

ケイリー先生は英語指導助手として5年前から三輪田学園で指導をしてくださっています。

いらした当初は、英語に自信のない私は他の先生に通訳してもらいながらお話ししていましたが、

今ではすっかり日本語が上達され、授業などでもまったく不都合はないようです。

ケイリー先生はアメリカから来た方ですが、もちろん、新型コロナの影響で帰国することもできず、今は在宅勤務していただいています。

昨日は小さな紙袋を持って校長室に入ってこられ、

「これはひまわりです。みんなに笑顔になってほしくて。」と話されました。

紙袋の中には、小さな鉢に入ったひまわりの苗が。

思わず笑顔になっていました。

このひまわりは自宅で水やりをしてかわいがって育て、学校が開始されたら持って行きます。

ひまわりの花が咲くまでに、この新型コロナ感染症が収束することを心から願っています。

学校が開始されたら、ぜひひまわりを見に来てくださいね。