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【整備委員会講義】まずは、学内から変えて行こう!

MIWADA TOPICS

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三輪田学園では、整備委員会という委員会があります。
普段の仕事は、クラスの掃除当番決めや掃除用具の確認が主ですが、校内のゴミや清掃全般に関しても、話し合い検討しています。
そのメンバーの中には、学内だけに留まらず、世界に目を向け、個人的に活動している生徒もいます。

以前より、学内で販売されているペットボトルについて、どのように処理され、リサイクルされているのか、専門の業者の方にお話を伺ってみたいとの意見が出ていました。
本日は、その念願が叶い、学園の廃棄物を一手に処理して頂いている業者の方より、お話を伺う機会を持つことができましたので、少しご報告致します。

事前に質問という形で、業者の方へお伝えしてあった内容に沿って、講義が始まりました。
一般的なゴミ処理について御回答頂いていたところ、生徒から質問が・・・

ペットボトルのリサイクルには、3つの方法があると思います。
1、サーマルリサイクル
2、ケミカルリサイクル
3、マテリアルリサイクル

サーマルリサイクルは、日本だけが「リサイクル」と呼んでいますが、海外ではサーマル方式はリサイクルとしての概念はないと学びました。その点について、ご意見伺わせて頂きたいのですが・・・

この質問を皮切りに、業者の方の空気感がピリッと切り替わります。
「良く学ばれていますね。では、もう少し踏み込んだご説明する必要がありそうですね。」

ここから先は、専門的な会話が繰り広げられ、側で聞いていた我々教職員もタジタジです。
1時間ほどの講義のお時間頂き、最後に皆さんに私からお伝えしたいことがありますと、ご担当者の方から一言。
私たち産業廃棄物処理業者は、まだまだ古い考え方を持った大人の方が多い業界だと感じています。
そんな業界が、皆さんのような若い世代の方々と、どのように関わり、この環境・世界を守っていけるのだろうって考えました。

私の答えは、それは皆さんの発信力なのではないかと思っています。
世の中には色々なSNSがあるかと思います。そのSNSの発信力をもってすれば、学校だけではなく、日本はもとより世界へ環境問題について伝えていくことができる世の中だと思っています。
是非、問題意識を持ち続け、発信していって欲しいと、私は考えています。

最後は、きちんと御礼をして講義終了。
生徒たちの口からは、「楽しかった!」という言葉が漏れ聞こえてきました。
改めて、なんでも興味を持つことが、自分を変える、世界を変える第一歩に繋がっていくことを、再認識することができた、我々にとっても有意義な時間だったと心から思いました。

整備委員さんたち、応援していますよ。