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高校1年生は6月2日(金)の6時間目に「学部学科ガイダンス」を行いました。

MIWADA TOPICS

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高校1年生は6月2日(金)の6時間目に「学部学科ガイダンス」を行いました。自分の希望の進路や興味関心のある進路についてのお話を、大学の先生から直接伺うことによって、将来に向けての活力を養う狙いがあります。

医学系・薬学系のガイダンスでは、医師の仕事の種類や薬剤師の仕事の種類についての説明をしてくださいました。また、医療はチームで動くものなので、先に進路を医師、薬剤師などと決めずに、他の医療の仕事についても学んだ上で自分の進む道を決めていくのがよいというお話も伺いました。

国際関係系統のガイダンスでは、実際に大学で行った授業の縮小版を行って下さり、外国語の言葉のルールを知ることで、日本語の訳では見えてこない部分を知ることができることを習いました。「パスポート・重要な・報告する・支える、これら4つの共通点は?」という問いが出されました。これらは英単語にすると、passport・important・report・supportとなり、”port”=「港」という共通する語が浮かび上がります。もともと、portには「運ぶ」という意味合いがあり、船による往来や輸出入にまつわる歴史的な背景から出来た語である、という共通点があります。コンピューターや翻訳機の性能があがり、語学をまなぶ必要性はもはやなくなるのかもしれませんが、語学を学ぶことによって、機械で作られた訳だけではわからないことが見えてくることを実感しました。他にも『ロミオとジュリエット』の有名な台詞にある「あなた」という語も、原作ではyouとtheeという語の使い分けがなされていることも例にあげてくださいました。

また、各系統の専門的な内容に加え、大学では今学んでいる高校の授業の内容が土台となり、さらに職業についても医療は常に勉強していかなければいけないというお話もありました。生徒が「今まで漠然としかわからなかったけど、私の学びたいことは○○学部で学べるみたい」などと、友達同士で話しながら教室に帰っていく姿が印象的でした。高校1年生にとっては今の学習の大切さだけでなく学習習慣の大切さも気づけるお話で大変刺激を受けることができました。