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メキシコ大使館スタディツアー

MIWADA TOPICS

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10月20日(金)に中1の英語プログラム(Honors ClassとAdvanced Class)の生徒達とネイティブの先生4人でメキシコ大使館に行ってきました!

メキシコ大使館は、三輪田学園の最寄り駅市ヶ谷駅から有楽町線で二駅目の永田町に位置しています。大使館が立つ土地は、メキシコがアジア諸国以外で初めて日本と平等条約を結んだ感謝の証しとして、明治政府が提供したのが始まりとされているそうです。
大使館のJinaさんに案内され、いざ大使館の中へ。

スタディツアーの使用言語は全て英語です。まず最初に、学術・科学担当参事官Emmanuel Trinidad氏から、メキシコでとても大切な行事として知られる「死者の日」(Dia de muertos)についてご講演いただきました。「死者の日」は、日本でいえば「お盆」のような行事です。2003年に「死者に捧げる先住民の祭礼行事」として、ユネスコの無形文化遺産に登録され、映画『リメンバー・ミー』(原題:Coco)で、世界的に知られるようになりました。メキシコらしい色彩豊かな行事です。マリーゴールドはこの死者の日に欠かせないお花で、祭壇にも、お墓にもたくさん使われ、この時期になると、様々な市場で売られているのを見ることができるそうです。「死者の日」のアイコン、骸骨の貴婦人「カトリーナ」は死の概念を比喩し、遊び心を交えて象徴化したもので、パレードではカトリーナに扮する人がたくさんいるそうです。Trinidad氏によると、「死者の日」は故人を偲び、語り合うだけでなく、生についても考える日だそうです。Trinidad氏の以前の職業は先生、高校で哲学を教えていたことがあるそうです。

次に、Jinaさんが、メキシコの切り絵、パペルピカドの作り方を教えてくださいました。パペルピカドとは、お祝いの時によく使われるカラフルなメキシコの装飾のひとつで、スペイン語で“Papel picado”「切り刻んだ紙」という意味だそうです。自分達が作ったパペルピカドを持って記念撮影。その後は、質問タイムに移りました。

生徒達から、メキシコで流行っている音楽と観光地を教えて欲しいという質問が出ました。コロンビア出身のシンガー、シャキーラのミュージックビデオとカンクンビーチとテオティワカン遺跡をご紹介いただきました。

プログラムの最後は、待ちに待ったティータイム。メキシコのお祭り「死者の日」には欠かせないPan de Muerto (死者のパン)とホットチョコレートをいただきました。死者のパンは、骨が十字型に重ねられた形をしています。表面に砂糖がまぶされていて、一口頬張ると、オレンジの香りと甘さが口に広がって、とても美味しかったです。

Trinidad氏から生徒達の英語力を褒めていただきました。使用言語は英語でしたが、生徒達は、スペイン語の挨拶も学びました。

最後に、駐日メキシコ大使メルバ・プリーア氏ともお会いでき、楽しく学び多いスタディツアーとなりました。

メキシコ大使館のスタッフの皆さん、ありがとうございました。

         Muchas gracias